登録 : 2017.12.04 07:36 修正 : 2017.12.04 07:57

寒い天気のなか、世宗路公園に500人集結 
青雲孝子洞住民センターまで行進 
「女性の幸福追求権と自己決定権の侵害」

2日午後、ソウル市鍾路区の世宗路公園で堕胎罪廃止を求める「堕胎罪廃止のための2017黒デモ」が開かれた。この日、主催側推算で500人が集まり堕胎罪廃止を一緒に叫んだ//ハンギョレ新聞社
 「堕胎が罪なら罪人は国家だ」

 2日午後、ソウル市鍾路区(チョンノグ)世宗路(セジョンロ)公園。零度をやや上回る天気のなか、黒い服を着た市民約500人が口を揃えて叫んだ。黒のコートや帽子、黒い手袋でかためた市民らは「窓の外を見よ」という歌の替え歌で「フェミ大統領、窓の外を見よ、フェミたちがやってきた」、「堕胎罪廃止、堕胎罪廃止、廃止する時が来た」と一緒に歌ったりもした。

 韓国女性民友会、韓国女性の電話など11の団体で構成された「堕胎罪廃止共同行動」(共同行動)は2日午後2時、ソウル市鍾路区の世宗路公園で「堕胎罪廃止のための2017黒デモ」を開き、「国家は今すぐ堕胎罪を廃止せよ」と要求した。

 共同行動は「堕胎罪は女性の幸福追求権と自己決定権を侵害する」とし、「政府と議会はすべての決定を遅らせて堕胎罪廃止を決定できずにいる」と明らかにした。人々は「中絶を例外的に許容する母子保健法第14条があるが、これさえも女性にすべての責任を押しつけている」とし、批判の声をあげた。
2日午後、「みんなのための堕胎罪廃止共同行動」など黒い服を着た女性人権団体の活動家らが、ソウル鍾路区の世宗路公園前で堕胎罪廃止を要求するデモを行っている/聯合ニュース

 この日のデモは、参加者が自由発言をして一緒に掛け声を叫んだ後、大統領府近くの青雲孝子洞(チョンウンヒョジャドン)住民センターまで行進する方式で行われた。参加者たちは「それで、堕胎罪廃止は?」、「私の体は私のもの」と書かれたプラカードを振りながら、参加者の発言に呼応した。

 最初に発言の演壇に立った高校生のピョン・イェジンさん(17)は、妊娠中絶を罪悪視する学校内の性教育を指摘した。ピョンさんは「学校で行われる性教育は純潔と自制力を語り妊娠中絶についても恐怖と罪の意識を植えつける」とし、「女性青少年が妊娠中絶をするには、不法手術による高い費用と危険にさらされ、大人の同意がなければならず、青少年は意思決定の過程からぬけ落ちてしまう」と話した。

 韓国性暴力相談所所属のアムさん(仮名)も「母子保健法は性暴力による妊娠に限って妊娠中絶を認めているが、性暴力をあまりに狭く解釈している」とし、「暴力による性暴力だけでなく、上下関係による性暴力、同意なしに避妊器具を使用しないなど、性暴力の範囲は広い」と主張した。

 これに先立ち、大統領府は先月26日、堕胎罪廃止の請願に対して妊娠中絶の実態調査を実施し、現状とその理由を把握して、結果を基に関連する議論を進展させていく意思を明らかにした。大統領府ホームページに掲載された堕胎罪廃止の請願には約23万人が参加した。

文・写真 シン・ミンチョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-12-02 16:38
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/821736.html 訳M.C
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