hankyoreh

原文入力:2009-09-05午前10:14:33
裁判所 “証拠不足”…暴行のみ認定

ソン・ギョンファ記者

集会参加者が警察官を殴り財布を奪ったとして波紋が生じた‘警察官暴行-財布強奪’事件で主要疑惑に対し無罪が宣告された。

パク・某(53)氏は去る3月龍山惨事汎国民追慕大会に参加しソウル地下鉄1号線東大門駅階段で恵化警察署情報課パク・某(36)警士を集団暴行し財布を奪った疑惑で拘束起訴された。特別捜査チームを設けた警察はパク氏が東大門駅付近でパク警士のクレジットカードでジャンパーとタバコを買う閉回路テレビ(CCTV)映像を確保し、パク氏を犯人と目星をつけた。パク氏は「知らない人がカードを渡し手伝いをさせられた」として疑惑を否認したが、特殊公務妨害致傷と窃盗などの疑惑が適用された。

ソウル中央地裁刑事合意22部(裁判長 イ・キュジン)はしかし、パク氏が東大門駅でパク警士に暴行し財布を奪ったという疑惑に4日無罪を宣告した。

裁判所は「パク氏が当時現場にいたと推定することができる」としつつも「デモ参加者らと共謀し警察官暴行に加担し警察官の財布を窃取したり、紛失した財布を手に入れる意図で拾得したと疑われる情況はあるが、明確な証拠が不足している」と明らかにした。裁判所は去る6月東大門駅に出て行き巻尺で移動距離を測り時間を確認するなど現場実態調査を行うこともした。

裁判所はただし集会参加者たちが東大門駅に移動するのに先立ちパク氏がソウル駅で警察官に暴行し不法集会に参加した点は認められるとし懲役2年,執行猶予4年を宣告した。

ソン・ギョンファ記者freehwa＠hani.co.kr

原文: 訳J.S