原文入力:2009-09-02午後07:41:01
[日本 選挙革命以後]
地域に政治家派遣し予算権 統制推進
‘官僚-族議員 癒着’国庫浪費 遮断に出る
キム・トヒョン記者
←日本人が選んだ鳩山内閣の最優先課題
官僚政治の清算が日本民主党政権の安全運行を可能にする当面の課題として浮上している。日本の新聞各紙は2日官僚改革関連記事を一斉に書き立て高い関心を示した。
民主党は国家戦略局と行政刷新委員会というツートップ体制を通じ官僚政治の弊害を克服し、‘政治主導’の国政を運営すると明らかにしている。脱官僚体制の核心として前面に掲げる総理室直属機構の国家戦略局を通じ予算策定方式から変えるということだ。財政官僚を中心に作られた予算編成のプロセスをひっくり返し、優先順位を定めて上から下に送るトップダウン方式を取るということだ。
外交政策など国家ビジョンの設定も国家戦略局で担当する。行政刷新委は行政の浪費と不正を排除するための組織として位置づけられている。担当大臣は財源の用意だけなく政治と行政を透明化し有権者の長年の政治不信をぬぐう責務を引き受ける。
民主党はこの2組織を通じて行政官庁と、そこに癒着した議員、すなわち‘族議員’らの弊害を除去し莫大な国庫浪費を防ぐという野心に充ちた計画を立てている。
岡田克也民主党幹事長は最近、韓国特派員団との記者会見で「麻生太郎総理も保育園と幼稚園を統合しようとしたが‘文教族’である森喜朗前総理の反対で実現できなかった」として族議員の力を説明した。歴代7ヶ政権で官房副長官を歴任した石原信雄は1日<朝日新聞>が主催した座談会で「自民党政権でも政策決定は政治家が決めるが、省・庁の利益に符合する多くの族議員の場合、議員バッジを付けているが実際には官僚と全く同じだ」と官僚と族議員の癒着実状を伝えた。退職官僚の落下傘団体である各種傘下団体への各種支援費だけでも年に数兆円に達するということだ。
しかし、脱官僚政治の道は険しい。何より明治政府以後の140年間、日本を支配してきた官僚システムの壁を崩すのは容易でないということだ。国会を通過した法律の85%ほどが官僚たちが作成したという統計も出ているほどだ。民主党は14兆8千億円の公約実践のための財源用意問題と関連し、9兆円以上の予算浪費要素を捜し出すという態勢だ。しかし各官庁が出した計算はわずか1600億円となっている。財務省が去る7月‘政策評価’を実施し報告しろと指示した結果、現れた数値だ。
脱官僚のもう1つの鍵は官僚たちの代わりをして主要決定を下す政治家の専門的な識見問題だ。民主党は執権後、100人以上の政治家を各省庁に副大臣,政務官などとして派遣する方針だ。しかし、ある官僚は「大臣や政務官たちは廊下で会えば挨拶する程度だけのお客さん扱いというのが官僚たちの世界」と話した。飯尾潤政策研究大学院教授は「世襲議員らと異なり民主党には下から苦労を積み上げた人々が多く、適応に大きな問題はないだろう」と楽観的な展望を提示した。
東京/キム・トヒョン特派員aip209@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/374544.html 訳J.S