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シム・デピョン先進党代表 脱党

“イ・フェチャン総裁 偏狭な思考…党を共にはできない”
国務総理職 拒否…先進党 交渉団体 資格喪失

シン・スングン記者

←シム・デピョン自由先進党代表

シム・デピョン自由先進党代表が30日「自身の偏狭な思考を貫徹するために手段と方法を選ばないイ・フェチャン総裁と党を共にすることはできない」として脱党を宣言した。自由先進党の議席が17席に減り、創造韓国党と共に構成した院内交渉団体である‘先進と創造の集い’も崩壊し当分は国会運営がハンナラ党と民主党中心になされるものと見られる。(関連記事3面)

シム代表はこの日午後、国会で緊急記者会見を行い「忠清圏を基盤に国民中心の新しい政治を創造しようとイ・フェチャン総裁と自由先進党を創党したが、総裁によって党の運営がわい曲され、これ以上は希望がない」として脱党の決心を明らかにした。シム代表は続けて「政治工作のために総理職をエサに活用しているとし、私を政治的謀略の中心に売り渡す現実で国政運営に負担をかけることはできない」として「国務総理職をひきうけない」と宣言した。これで大統領府が検討してきたシム・デピョン総理起用方案は失敗に終わった。

シム代表は「地域や国家発展の障害物になる政治をぬぐい去り、新しい政治パラダイムの創造のために政治新人らと同行し献身する」として、独自の政治行動に出る意向を明らかにした。これに伴い、来年6月の地方選挙を控え忠清地域政界が再編される可能性も排除することはできない状況になった。

イ・フェチャン総裁はこの日、緊急議員総会を招集し対策を熟考し、ムン・グクヒョン創造韓国党総裁と会い交渉団体崩壊以後の対策などを議論した。イ総裁は議員総会で「自由先進党もシム代表も皆が被害者」として、シム代表に総理職を打診した大統領府を狙い打ちした。パク・ソニョン自由先進党スポークスマンも「小さいながらも強い野党として唯一まっすぐな意見を発している我が自由先進党を踏みにじり破壊しようとする政治工作でなければ到底できえないこと」として「真に悪い政権である悪い人々」と大統領府を非難した。

これに対してイ・ドングァン大統領府報道官は「シム代表を一時有力な候補として検討したが、なかったことになった」として「シム代表に(総理職を)公式提案したことはなく、検討した6~7人の候補の中の1人であったため当然ご連絡はさし上げていた」と解明した。

シン・スングン記者skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/373914.html 訳J.S