原文入力:2009-08-24午後04:29:01
チョン・デハ記者
ハン・サンリュル前国税庁長を批判する文を国税庁内部掲示板に上げたという理由で名誉毀損疑惑で告発された前税務署職員に対して警察が無嫌疑意見で事件を検察に送検した。
光州南部警察署は24日「国税庁とハン前庁長の名誉を傷つけた疑惑で告発された前全南,羅州税務署公務員キム・ドンイル(47・6級)氏に対し無嫌疑意見で検察に送検した」と明らかにした。
警察は名誉き損の当事者として指定されたハン前庁長の所在が把握されず処罰意思を明らかにしなかった上、不特定多数の国税庁職員の被害状況も曖昧で処罰根拠が不足するとしこのように決めた。これに伴い、これから検察がキム氏の告発事件と関連してどんな決定を下すのか注目される。
キム氏は去る5月28日、国税庁内部掲示板に盧武鉉前大統領の逝去にハン前庁長の責任があるとし、テグァン実業に対する税務調査理由などを明らかにしろとの内容の文を載せ6月15日罷免され光州地方国税庁は6月17日キム氏を名誉毀損疑惑で検察に告発した。
キム氏は警察で「国税庁が国民的な疑惑が続いているにも関わらず沈黙一貫しハン前庁長の卑劣な行為をかばい、むしろ信頼を落とし国税庁職員の名誉を失墜させた」として「ハン前庁長の誤った行為を批判しただけで国税庁と職員らの名誉を傷つけたことはない」と主張したと伝えられた。
キム氏は国税庁の罷免措置が不当だとし、国税庁を相手どり罷免取り消しを要求する請願審査を行政安全部に請求し9月25日に審査日が決まっており注目される。キム氏側は「国税庁内部掲示板の‘私も一言’の運用目的に沿って言論に出てきた記事内容を土台に意見を明らかにしただけだ」として「これは虚偽事実流布とは違うのに国税庁が罷免したことは誤った決定だ」と明らかにした。
これに対して、行・議政監視連帯イ・サンソク運営委員長は「光州地方国税庁がキム氏を名誉毀損で告発したことは過度な処置であったことが明らかになった」として「光州地方国税庁はキム氏を告発しかえって国税庁職員の名誉を傷つけたという批判から免れられなくなった」と話した。
光州/チョン・デハ記者daeha@hani.co.kr
原文: 訳J.S