原文入力:2009-08-19午前12:17:12
[金大中前大統領逝去]
クォン氏“大統領がいらっしゃる時にお伺いするべきだったのに…”
イ氏“故人が来られたことご存知ならば喜ばれるでしょう”
シン・スングン記者
←金大中前大統領夫人イ・ヒホ氏(前列左側)が18日夜ソウル,新村セブランス病院臨時葬儀室を訪ねた盧武鉉前大統領夫人クォン・ヤンスク氏と手を取り合っている。一番左側は金前大統領次男キム・ホンオブ氏. 写真共同取材団
悲しみに浸ったクォン・ヤンスク氏,イ・ヒホ氏慰労
18日夜9時頃、故盧武鉉大統領の夫人クォン・ヤンスク氏と息子ノ・ゴンホ氏,婿クァク・サンオン弁護士が金前大統領の葬儀室を訪れた。ムン・ジェイン,イ・ビョンワン前大統領秘書室長など盧前大統領の側近30人余りも一緒だった。
涙に濡れ充血した目と化粧気のない青白い姿で到着したクォン氏は心境を聞く記者らの質問にしばらくためらい低い声で「とても胸が痛くて悲しいです」と話した後、これ以上話をつなぐことができなかった。ハン・ミョンスク前総理の手を握り葬儀場に入ったクォン氏は金前大統領の遺影に焼香と目礼をした後、イ・ヒホ氏と会い抱き合ったまま嗚咽した。クォン氏はイ氏と手を取り合って「大統領がいらっしゃる時に伺うべきなのに心の余裕がなくできずに申し訳ない」として「お力を落とされませんように。重ねてこういう悲しいことが起きました。女史様しっかりなさって下さい。長生きしなければなりません」と話した。これにイ氏は「ありがとうございます。(金前大統領が)遠くからこられたことをご存知ならとても喜ぶでしょう」と答えた。3ヶ月も過ぎずに正反対の立場で再開した二人の前令夫人の姿をチェ・ギョンファン公報秘書官は「(お二人が)泣き止まれず殆ど話を交わすことができなかった」と伝えた。
盧武鉉前大統領の遺族と参謀は去る5月、盧前大統領逝去当時に金前大統領が現わした格別の哀悼を思い出し格別な悲しみを伝えた。当時、金前大統領は「盧前大統領は無念なことに遭い、もがいてあの世に逝った。命を捧げて守ってきた民主主義が危機に処しくやしくてならない」としてイ・ミョンバク政府を叱った。また盧前大統領の告別式場で夫人クォン・ヤンスク氏の手を握りしめて号泣することもした。
盧前大統領の秘書室長だったムン・ジェイン弁護士は「国が難しくて南北関係が大きな危機に処した状況で、金前大統領のように豊富な経験と知性のある指導者が正しい方向を提示してくれたらと思うが、盧武鉉前大統領に続き金大中大統領まで逝去され、本当に悲痛で残念だ」と話した。盧前大統領の‘政治的警護室長’として知られたユ・シミン前保健福祉部長官も「国民皆が難しい時期に国の大きな元老が逝去され本当に悲しい」と哀悼を表わした。
チョン・ホソン前広報首席は「盧武鉉・金大中お二人の前職大統領を共に失った悲しみを到底言葉で表せず肩も重い」として「今やお二人の意を受け継いで民主主義と平和を完成しなければならないのは残った者たちの責任が大きい」と話した。
キム・ジウン,シン・スングン記者skshin@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/371880.html 訳J.S