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‘バイク乗ったバイト’ 事故に二度泣く

原文入力:2009-01-05午前09:32:53
50cc未満,保険加入もダメ…負傷に収拾まで ‘心配の種’

ノ・ヒョンウン記者 ソン・ギョンファ記者

チキン店で配達アルバイトをする実業系高等学校2学年のシン・某(17・光州北区)君は昨年10月22日夕方配達に行き戻る途中、雨にぬれた道で滑り路地に駐車していた乗用車と衝突した。車が激しく擦れてゆがみ修理費だけで85万ウォンかかった。バイク保険に入っているわけでもなくチキン店主はシン君に責任を問い、その月分の給与を与えないばかり、反対にバイク修理費として30万ウォンを払えと要求した。

「仕事をしてそうなったのにひどいではないか」と抗議して、お金をさらに払ってはいないが、本当に事故収拾するのに精一杯で自分の足首の骨に微細なひびが入っているという事実は事故から何日か後に分かった。シン君は「生活に余裕がなくてアルバイトをしたのに事故一回で金を稼ぐどころか一ヶ月程度ギブス包帯をしたために病院費がかかっただけ」とくやしがった。

青少年たちの‘バイク配達アルバイト’は日常化されたが、高い事故危険があるにも関わらず、実際事故処理過程で青少年たちは‘無防備’状態に放置されている。基本的なバイク保険にさえ加入していない場合が大部分で、防御能力がない青少年らに事故責任を転嫁したりもする。‘配達青少年’たちは一旦事故を起こせば正しい治療を受けることができないのはもちろん、事故の後始末まで抱え込まなければならない‘二重苦’を体験する。実際インターネット掲示板などには「事故を起こして被害者が和解金500万ウォンくれと言うが、店にお金を要求できるものですか?」(インターネットユーザー‘jochan’・17)として助けを訴える文が列をなしている。

だが、こういう事故に備えた安全装置であるバイクの保険加入率は非常に低調なだけでなく、配達などに主に使われる排気量50㏄未満バイクは登録および申告の義務もなく保険加入義務もない。自動車管理法は排気量50㏄以上のバイクは責任保険に加入するようになっているが、責任保険加入率は2008年9月基準で31.5%に止まっている。運転者被害まで保証される総合保険は加入率が1%にもならない。保険に入っていたとしても割り増し料金のために事業主らが保険処理を敬遠する。

国土海洋部は50㏄未満の未登録バイクが全国的に40余万台に達すると推定しているが、正確な統計はない。50㏄未満バイクの事故は2003年2900件余りから2007年6700件余りに二倍以上増えるなど毎年増える傾向だ。

ソウル,冠岳区,奉天洞でピザ・チキン配達アルバイトをしているキム・某(18)君は「社長が配達時間に間に合わせろと要求するから無理して走るほかはないのに、実際に事故がおきれば社長はなんとか責任を負うまいとアルバイト生に押し付ける」として「事故が起きれば体をケガして、治療費がかかって、バイク修理費まで数ヵ月分の仕事がパーになるわけ」と話した。

チェ・ポムソク交通科学研究院責任研究員は“50㏄未満のバイクを走らせる青少年たちは経済的な理由でアルバイトをする場合が大部分なのに、保険処理が正しくなされていない現在は彼らが補償を受ける方法がない」として「安心して仕事をできるように政府は責任保険および総合保険対策を用意しなければならない」と語った。

ノ・ヒョンウン,ソン・チェギョン化記者 goloke@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/331302.html

原文: 訳J.S