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0泊2日交渉,‘大通り’に進入できないまま‘黄信号’

原文入力:2009-07-31午後03:23:06
双龍車労使 4回‘合流’企図
‘無給休職規模’行き詰まり…妥結案 項目さえ真っ暗
分社・営業職転換時は本社身分保障など 進展の兆し

ホ・ジェヒョン記者

←パク・ヨンテ共同管理人(左側二番目)とハン・サンギュン金属労組双龍車支部長(右側二番目)等、双龍車労使が30日午前、京畿平沢,七槐洞,平沢工場内コンテナで交渉を行っている。双龍自動車提供

双龍自動車労使‘終末交渉’が2日目をむかえている。31日明け方まで労使は4度にかけた交渉を行ったが主要争点に対しては相変らず異見の幅が狭まらずにいる。これに対してハン・サンギュン金属労組双龍車支部長は「(いくら交渉が遅れても)今週を越すことはないだろう」と話した。双龍車労組はまた「労使ともに交渉を蹴ることはしないことで合意した」とこの日明らかにした。

“労使ともに交渉を蹴ることはしないことで合意”

だが労使ともに“交渉が難航している”と表現しており、簡単に妥結がなされるものとは見られない。4次まで続いたマラソン交渉を行ったが、すべて具体的な妥結案項目さえ明らかにできずにいる。労使は大きく5ヶ項目に区分し意見の接近を試みていると見られる。

会社側はこの日午前ブリーフィングを通じて「今まで交渉の前半部が進行されたと見る。だいぶ難しい部分がある」と明らかにし、労組側も「会社側が30日に提示した交渉内容は6月末に提示した最終案と大差ない」と明らかにしている。労組核心関係者は30日夕方篭城場内で開かれた‘組合員報告大会’で「私たちが期待したことにはるかに至らない交渉をしている」と話すこともした。

最も大きな立場の違いは整理解雇規模に関する問題だ。会社側は先月26日提案した最終案の‘希望退職450人,分社・営業職転換320人,無給休職および優先再雇用200人’から無給休職を最大40%にあたる400名ラインまで増やす意向があることを修正提案したことが確認された。反面、労組は個人選択を前提に希望退職と事実上の整理解雇に該当する分社・営業職転換を受け入れるものの、無給休職希望者は数字に関係なく受け入れることを要求した。労組は「会社側が相変らず希望退職人員400人以上に固執している」として会社側の立場を批判している。

しかし希望の芽が完全に詰まった訳ではない。大きな枠組みでは難航しているものの細部的な部分では少しずつ進展を見ている。労組は事実上の整理解雇に該当する営業職・分社要求を受け入れ、会社側は分社勤務者に対する身分保障を検討していると知られた。双龍車労組は「営業職転換者に対し分社した会社に勤めても双龍自動車の勤労者身分は維持したまま派遣勤務をすることで会社側と立場の差を狭めた」と明らかにした。

刑事告発・民刑事上責任・団体協約改定もテーブルに

労使交渉が長くなり労組員らは「交渉が長期化するのではないか」と憂慮している。31日午前10時から1時間、篭城場内で開かれた組合員報告大会でハン・サンギュン支部長の報告を聞いた組合員らは期待に至らない交渉経過消息を聞き固い表情で背を向ける様子だった。

ある組合員(35)は「考えたより交渉が長引くようで心配」として「会社側が提示した事項が組合員が受け入れることのできない水準のようだ」と話し首を横に振った。

組合員は‘会社側が無給循環休職者規模を拡大しないようにしていること’に対する意図を巡って討論を行う場面もあった。‘費用の問題’をすでに越えたという意見が大勢を占めている。実際に篭城に加担した976人全員が無給休職をしても年間追加費用は72億ウォン程度であるためだ。

ある組合員(48)は「休職者は何と言っても労組員身分が維持されるので労組を無力化しようとする会社側の立場では休職者よりは希望退職者を拡大しようとしているようだ」と話した。この労組員は「労組を無力化し双龍車の第3者売却を推進させるようだ」と付け加えた。

5次交渉は午後2時から再開される予定だったが、会社側の要求で多少遅れている。整理解雇者の規模を巡って2日目の激しい攻防が予想され、また労組に対する会社側の刑事告発問題と民刑事上責任問題,団体協約改定問題なども集中議論されるものと見られる。

交渉が始まった昨日から労-使両側は宣伝放送とパチンコ攻撃も止み、警察も催涙液投下を中断するなど双龍車工場は久しぶりに平和な雰囲気だ。労組員たちは報告大会が終わった後、テレビの前に集まり双龍車関連のニュースに耳を傾けたり、平常時のように歩哨勤務に立っている。

ホ・ジェヒョン記者catalunia@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/368829.html 訳J.S