「韓国という二文字は話してはいけない。『南朝鮮』とだけ言うように。韓国産の物品は所持しない」
中国の山西晩報が29日、旅行業界の話を引用して報じた「朝鮮(北朝鮮)を旅行したら何に注意しなければならないか」という記事の内容だ。7月15日から山西省太原を出発する平壌(ピョンヤン)行きのチャーター便が運航を始め、自国の旅行者に伝える注意事項として伝えた。
記事では、一般の家庭用カメラを携帯するのはかまわないが、専門家用のカメラや軍用望遠鏡を所持してはならないと勧める。写真を撮る時も、街の市場を含め案内員の「撮影禁止」事項は必ず守らねばならない。特にゴミやみすぼらしい身なりをした姿を撮ってはいけない。出国の際に税関員がデジタルカメラに撮られた写真を確認することもある。摘発時は処罰対象だ。
新鮮な果物を購入することも味わうことも難しい場合が多く、果物は直接持って行くよう勧める内容もある。白酒4本、たばこ2箱までは北朝鮮入国時の免税恩恵を受けられ、子供たちにプレゼントするお菓子や学用品の所持も認められる。
旅行以外の活動、たとえば親戚訪問、事業目的の調査、取材行為などは厳しく禁止され、必要な場合は予め申請して許可を受けねばならない。2万人民元(約31万円)または5000ドル(約51万円)以上の現金の所持は中国税関に申告しなければならないという項目もある。また、板門店(パンムンジョム)を訪問する際は南側の軍人に挨拶してはならない。
指導者たちを言及するときの注意事項もある。「朝鮮の状況は特殊かつ風俗も独特で、人民は指導者たちを深く尊敬して民族的自尊心も非常に強い。朝鮮で指導者たちを言及する時には、金日成(キムイルソン)主席、金正日(キムジョンイル)将軍、金正恩同志という呼称を使い、現地の風習に従うようしよう」
中国では、太原だけでなく山東省の青島と済南も正規就航を目指し平壌を往復するチャーター便が飛ばしたことがある。
韓国語原文入力:2016-06-29 17:13