原文入力:2009-07-17午後07:18:46
ソン・ヨンチョル記者,ファン・ジュンボム記者
キム・ヒョンオ国会議長が17日 「来年6月の地方選挙以前までに新しい憲法案を用意して国民投票で仕上げをしよう」として、改憲議論を公論化した。
キム議長は憲法記念日61周年のこの日、国会で行った「先進・分権・国民統合憲法で新しい歴史の地平を開く大長征に出よう」という題名の祝辞で「22年前に改正された憲法を新しく変える事はこれ以上先送りすることはできない時代的要求であり歴史的召命」として「権力の分散を実現し牽制と均衡に忠実な分権憲法を作らなければならない」と話した。
キム議長は「現行憲法は権力間牽制装置が曖昧で、三権(立法,司法,行政)の不均衡を招いている」として「権力に対する民主的統制を通した合理的な国家システムにより国家運営の効率性と議会民主性を向上させなければならない」と話した。キム議長は「改憲の最適時期は18代国会前半期で、来年6月の地方選挙以前に新しい憲法案を用意し,国会議決と国民投票まで仕上げることを希望する」として「憲法改正のための国会改憲特別委員会をできるだけはやく構成し、今回の定期国会で本格議論を始めて欲しい」と与野党政界に注文した。
これに対してユン・サンヒョン ハンナラ党スポークスマンは論評して「改憲議論を進めようとするなら与野党政界で信頼し討論する政治的基盤が先に形成されなければならない」として「今はそのような土台を用意することが優先であるようだ」と話した。ノ・ヨンミン民主党スポークスマンは「キム議長が主張する改憲の必要性や名分には共感する部分がなくはない」としつつも「しかし改憲議論は与野党間の信頼と公正な意志陳述が保障される時にのみきちんとした議論ができる。今の政治的状況は本格的な改憲議論をするのに非常に不適切だ」と話した。
ソン・ヨンチョル,ファン・ジュンボム記者sychee@hani.co.kr
原文: 訳J.S