原文入力:2009-07-14午後06:58:55
“チョン候補 深刻な疑惑持っては出発できない”
“大統領府人事検証 粗末” 糾弾の声高まる
ソン・ヨンチョル記者,イユ・チュヒョン記者
チョン・ソングァン検察総長候補者の道徳性に深刻な疑惑が提起され、与党でもチョン候補者の自主辞退論が広がっている。
チョン候補者が前日の人事聴聞会で子女偽装転入と贈与税脱漏,資金出処が不明な江南高価アパート購入,家族の豪華過消費疑惑などがふくらんだが、納得に足る説明ができないことにより「チョン候補者の任命に欠格事由にあたるのではないか」という声が高まっている。チョン候補者に対する人事検証がまともになされなかった点を上げて大統領府民政ラインなどの責任論もふくらんでいる。
大統領府の内部事情をよく知るある与党関係者は14日「チョン候補者を検証した側はどう考えているか分からないが、残りの人々は ‘チョン候補者が自主的に辞退せざるをえないのではないか’ という意見が多い」として「最終的に大統領がどのように決めるつもりかわからないがチョン候補者の自主辞退側に結論が出る可能性が高いようだ」と話した。ハンナラ党の親イ核心重鎮議員は「どのように選べばそのような人が選ばれるのか分からない」として「検察総長は法執行の象徴なのに、こういう深刻な疑惑を持って出発することはできない」と話した。ソン・グァンホ ハンナラ党最高委員はこの日<ハンギョレ>との通話で「どうすればあんな風に自己管理できなくなり得るのか」として「大統領がチョン候補者の任命を再考しなければならない」と話した。
あるソウル地域再選議員は「どうして大統領府の人事システムがこの程度しかできないのか本当に失望した」として、大統領府人事検証チームを総入れ替えしなければならない」と話し、また別のある初当選議員も「チョン候補者を通じて大統領府の人事検証体系がどれくらい不良なのかはっきりした」と話した。
野党らもいっせいにチョン候補者の内定撤回を要求した。チョン・セギュン民主党代表はこの日記者懇談会を開き、「民主党はチョン候補者が資質・道徳性・改革意志すべて水準未達であるので検察総長として不適格という判断を下した」として「イ・ミョンバク大統領にチョン候補者内定を撤回することを正式に要求する」と明らかにした。
チョン代表はまた「チョン候補者を包括的贈収賄罪疑惑で告発するか党で法的な検討をしており、疑惑が確実視されるならば躊躇しない」と話した。
イ・フェチャン自由先進党総裁も党5役会議で「刷新の最初の人事がこのように信頼性に問題があるならば、イ大統領もこれを当然再考しなければならない」と話した。ウ・ウィヨン民主労働党スポークスマンとキム・ジョンチョル進歩新党スポークスマンも「チョン候補者の瑕疵があまりに多い」として「疑惑が解けないならば自ら辞退するのが道理」と論評した。
ソン・ヨンチョル,イユ・チュヒョン記者sychee＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
