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朝鮮日報関連の人士 追加調査なく‘無嫌疑’

原文入力:2009-07-11午前12:05:05
[チャン・ジャヨン事件最終結果発表‘手抜き捜査’論難]
系列会社前社長・役員子息‘酒の席同席’だけ確認
文書に挙げられた金融人・企業人等 全員無嫌疑

クォン・オソン記者

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タレント故チャン・ジャヨン氏の文書で性上納・酒接待疑惑の核心人物と議論された<朝鮮日報>関連高位要人らが結局、警察の‘疑惑なし’処分を受けた。皆、チャン氏と知らない間柄か、会ったとしても接待を強要していないと確認されたとのことだが、警察はこれらの中で一部に対しては追加調査すら行わず‘拙速・不良捜査’という批判を避けにくいものと見られる。

京畿盆唐警察署は10日最終捜査結果ブリーフィングで、文書に登場した‘朝鮮日報高位役員’は“スポーツ○○前社長と確認された”と明らかにした。警察が実名をぼかした‘スポーツ○○’は朝鮮日報社の系列会社を示す。警察は去る4月24日、中間捜査結果を発表する際に朝鮮日報社高位役員に対して「チャン氏と会った事実がないと否認しており、(チャン氏所属会社の)キム・某前代表と約束した日にアリバイがある」として無嫌疑処分をした経緯がある。

チャン氏がスポーツ○○前社長をいわゆる‘朝鮮日報高位役員’と勘違いしたと警察が判断した根拠は二種類だ。警察は文書に登場する朝鮮日報高位役員と会ったと言ったその時点にチャン氏がスポーツ○○社長に会った事実があり、捜査過程で確保したキム前代表の日程表と住所録にスポーツ○○前社長を‘○○イルボ社長’と書いてあったということだ。

しかし警察は今回新しく登場した‘スポーツ○○前社長’の接待強要疑惑に対して“無疑惑”決定をした。チャン氏の文書には‘2008年9月頃、○○日報○社長という人とルームサロン接待席に呼ばれて’という部分が出てくるのに、警察は当時「スポーツ○○前社長とキム前代表,チャン氏など6人がソウル,清潭洞のある中華料理店で食事をして酒を飲んだこと」を確認したという。警察はこの席の性格について「強要や酒席接待があったのではなく、多数が集まった席を共にしたこと」として「チャン氏が拡大記録したものと推定される」と結論を出した。

警察は特にチャン氏と酒席を共にしたことが確認された朝鮮日報高位役員の息子に対して追加調査をしないまま‘無疑惑’処分をした。警察は去る4月、中間捜査ブリーフィングでこの人物に対して内密調査中止処分を下し「キム前代表の身辺を確保した後、調査を再開するだろう」と公言したが追加調査なしで結論を出したのだ。

警察はこの朝鮮日報高位役員の子息が「2008年12月に知人3人と共にホステスらと一緒に酒を飲んでいる間、キム前代表と故人がきて合流したが、当時騒々しい雰囲気だったので故人がいたかづかは分からなかった可能性がある」と説明した。また「席から先に立ったという役員子息の陳述がキム前代表の話と一致しており疑惑点を探せなかった」と付け加えた。そのため追加調査なしで結論を出したというのが警察の説明だ。

無嫌疑処分を受けたのは朝鮮日報関係者たちだけではない。チャン氏が文書で酒接待・性上納強要と関連して言及した6人の場合にも、全員‘無疑惑’決定が下された。

城南/クォン・オソン記者sage5th@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/365150.html 訳J.S