原文入力:2009-07-10午前06:52:03
イ大統領“核武装利用疑惑”かえって北韓刺激
現代峨山 経営難…国民50%“再開交渉しなければ”
ソン・ウォンジェ記者,イ・ジョンフン記者
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金剛山観光中断1年
■約束のない再開展望
あれから1年、金剛山観光はますます再開を約束しにくい境遇に追い込まれている。南北関係は金剛山観光中断後、悪化の一途を辿った。金剛山観光と共に南北関係の二大つっかい棒の役割をしてきた開城工業団地まで通行遮断と制限,現代峨山駐在職員の抑留などで位置づけが縮小されている。
北韓の長距離ロケット発射と2次核実験の後、金剛山観光を眺める南側政府の視線は一層肌寒くなった。イ・ミョンバク大統領は7日外信インタビューで「(過去政府が)去る10年間に莫大な金を支援したが、その金が北朝鮮社会の開放を助けることに使われず、核武装をすることに利用されたという疑惑が起きている」と話した。金剛山観光など北に現金が入る南北協力事業を狙った発言という指摘が出ている。
政府当局者は9日「我が国民が北韓軍銃撃で死亡したうえに、開城工業団地の勤労者が抑留された状況で観光客滞留安全に対する確実な保障と対策なしに観光を再開することは難しい」として「しかも北韓の2次核実験に対する国際社会の制裁がなされている局面で、現金が入る金剛山観光を条件なしに再開することはより一層難しい」と話した。
それでも金剛山観光を相変らず南北関係の象徴と眺める国民世論は観光再開展望を明るく照らす唯一の灯だ。現代経済研究所が6~7日実施した世論調査(成人男女507人対象,標本誤差95%信頼水準で±4.4%)結果を見れば、回答者の56%は‘金剛山観光がこの間、南北関係改善にある程度貢献した’と答えた。また金剛山観光再開のための条件としては‘まず北韓との再開交渉を先に始めなければならない’(49.9%)という見解が最も多かった。‘先再開,後解決方案議論’も15.3%に達した。‘北韓の謝罪が前提にならなければならない’という原則論は35.2%であった。
■岐路に立った現代峨山
金剛山観光中断で現代峨山は生存を約束しにくい最悪の経営難を体験している。去る1年間に3回の構造調整を通じて職員数は昨年7月1084人から半分にもならない411人に減った。2006年と2007年に各々145億ウォンと168億ウォンの黒字を出したが、昨年は213億ウォンの赤字を見た。今年は1分期だけで257億ウォンの赤字を記録した。去る1年間の金剛山と開城観光中断で発生した売り上げ損失は1536億ウォンに達する。
金剛山入店食堂とホテル,慰安施設運営企業等も観光中断後に549億ウォン余りの売上損失を被っている。昨年7月完工した12階規模の金剛山離散家族面会所も‘開店休業’状態だ。
それでも現代峨山と現代グループは観光再開希望をあきらめない。ヒョン・ジョンウン グループ会長は去る5日「対北事業を絶対あきらめてはいけない」としたし、チョ・コンシク峨山社長は7日「ただ1%でも可能性があれば観光再開のための努力を続けよう」と督励した。
ソン・ウォンジェ,イ・ジョンフン記者wonje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/365035.html 訳J.S