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‘国税庁長聴聞会’なのか…‘投機・脱税聴聞会’なのか

原文入力:2009-07-08午後09:37:22
10年間に不動産 8倍差益など
ペク・ヨンホ候補 道徳性追及に
“知らなかった…当時慣行”弁明

イ・ジョンエ記者,キム・ジウン記者

←8日午前、国会企画財政委員会で開かれたペク・ヨンホ国税庁長候補者人事聴聞会でペク・ジェヒョン民主党議員がペク候補の不動産投機疑惑を提起すると(右側写真)、イ・ジョンファン国税庁企画調整官がペク候補に近づき耳打ちしている。 キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr

国会企画財政委員会は8日ペク・ヨンホ国税庁長候補者に対する人事聴聞会を開き、候補としての専門性と道徳性可否を問い詰めた。与野党の議員らは不動産投機と脱税疑惑がふくらんだペク候補者の道徳性問題と政治権力からの独立性確保方案を集中追及した。

■不動産投資で10年で財産8倍増殖
この日の聴聞会ではペク候補者がソウル 江南所在のアパート2軒をはじめ、1998~2001年に集中的な不動産取引を通じて20億ウォン台の投資差益を上げるなど10年で財産を8倍も膨らませた点が俎上に上がった。

キム・ジョンニュル民主党議員は「ペク候補者が京畿道龍仁水枝の土地を2億4600万ウォンで買い、10分の1の2500万ウォンで申告するなど常習的に‘ダウン契約書’を作成し、計3000万ウォン以上の税金を脱税した」として「脱税を捕まえる国税庁長が脱税の主犯ということでは国税庁長の資格がない」と自主的に辞退することを要求した。チュ・スンヨン民主党議員は「1981年以後、現在までペク候補者は12回住所を移転し、米国留学時期にも住所が3回変わった」として、投機疑惑を提起した。彼は「特に92年に配偶者と子供だけを盤浦洞から城山洞に移転させ、半月後に候補者も城山洞に移転したが、また1ヶ月後には盤浦洞に復帰した」として「正常な移転とは見られない」と話した。

これに対してペク候補者は「去る10年間に不動産(価格)がこのように上がるとは考えられなかった」としつつも「非常に申し訳ないと考える」と明らかにした。ダウン契約書と関連しては「本当に知らなかった」として「2005年以前には不動産取引で一般的に行われている慣行だったが、私がした行為について、もし法に違反した事実があるならば責任を負うようにする」と付け加えた。

■MB側近…国税庁独立 確保されるか
ペク候補者が税務行政経験が全くなく、専門性など資質論議も起こった。またペク候補者がイ・ミョンバク大統領のソウル市長在職当時にソウル市政開発研究院長を務めるなど、イ大統領の側近要人という点から国税庁の政治的独立性確保方案に対する追及も続いた。

イ・ヘフン ハンナラ党議員は「租税行政は非常に複雑だ。国税庁が大々的な改革を控えているが改革をよく理解して行うべきだ、よく知らずに行えば人々が納得しにくいだろう」と話した。

キム・グァンニム ハンナラ党議員は「候補者が‘MB経済哲学伝導師’,‘MB側近’という話には、経済再生と改革課題が上手な適任者という意味とともに、果たして政治的に自由でありえるかと思う恐れがある」と話した。カン・ウンテ民主党議員は「国税庁長席を6ヶ月ぶりに埋めるに際し最側近を内定したことは誤った人事」と指摘した。これに対してペク候補者は税務行政の独立性確保と関連して「就任後、制度的補完もするが(重要なことは)機関長の原則と所信ではないか」として「誤解が発生しないように最善を尽くす」と付け加えた。

ペク候補者はまた国税庁の監査と監察機能を強化するために国税庁に‘国税行政委員会’設置を検討すると明らかにした。法人税務調査と関連して4~5年周期の定期的な循環調査を導入する意向も表わした。イ・ジョンエ,キム・ジウン記者hongbyul@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/364796.html 訳J.S