原文入力:2009-07-06午後09:25:39
[イ大統領331億寄付]
44億の論峴洞自宅除いた残りの不動産全て出捐
8月初旬 財団設立…事務室 瑞草洞 ヨンポビルディングに
ファン・ジュンボム記者
←イ・ミョンバク大統領が6日‘財団法人 清渓’に出捐すると明らかにした3件の建物の姿. 左側写真からソウル,瑞草区,瑞草洞,ソウル中央地検庁舎前の1709-4番地にあるヨンポビルディング,すぐ隣り合った位置に高級中国料理屋が賃借している1717-1番地,去る2007年大統領選挙の時、遊興酒場に賃貸している事実が明らかになり物議をかもした瑞草区,良才洞12-7番地のヨンイルビルディング建物. パク・ジョンシク,<ハンギョレ21>リュ・ウジョン記者anaki@hani.co.kr
イ・ミョンバク大統領が6日財団法人‘清渓’に出捐することにした財産331億4200万ウォンはイ大統領の財産の大部分を占める不動産資産だ。
イ大統領はソウル江南区,論峴洞の自宅と瑞草洞のヨンポビルディング・テミョンジュ ビルディング,良才洞のヨンイル ビルディングなどの不動産を保有している。イ大統領はこの内、論峴洞の自宅(鑑定評価額44億2500万ウォン)を除いた残りの不動産を全て財団に出捐した。ヨンポ・テミョンジュ・ヨンイル ビルディングの鑑定評価額は395億ウォンだが、賃貸保証金25億4700万ウォンと担保貸し出し38億9300万ウォンなどの債務を除いた331億4200万ウォンが財団に移転される予定だ。イ大統領に残った財産は論峴洞の自宅をはじめとして本人と夫人キム・ユンオク氏の預金と宝石類,ゴルフ場・ヘルスクラブ会員券など計49億600万ウォンだ。
イ大統領が論峴洞した財産が直ちに青少年奨学・福祉事業に使われる訳ではない。行政手続きが残っているためだ。財団法人清渓設立推進委員会は今週に法人設立申込書を作成し奨学財団管轄庁である教育庁に提出する。教育庁は受付日から通常、半月以内に検討を経て財団法人許可を決める。以後イ大統領の財産を財団名義に移転した後、法人設立登記申請,登記完了,管轄税務署に法人設立申告および事業者登録,教育庁に財産移転報告を経て手続きが終えられる。ソン・ジョンホ財団法人清渓設立推進委員会委員長は「通常、行政手続きに3ヶ月かかるが事前に準備を十分にしておいたので1ヶ月程度に短縮することができる」と話した。大統領府は8月上旬頃には財団が設立されると明らかにした。財団事務室は瑞草洞ヨンポビルディングに入る予定だ。
←イ大統領具体寄付内訳
奨学事業の財源は今回寄付した不動産の賃貸収入が主体になる。ソン委員長は「3件の建物から一ヶ月に9000万ウォン程度,年間11億ウォン程度のお金が入ってくる」として「この内、若干の管理費などを除いて奨学事業を行う計画」と話した。大統領府は「不動産景気により賃貸収入は若干の変動があるものと見られる」と明らかにした。
奨学事業の恩恵対象者は財団が設立された後、理事会で内部手続きと原則により決める予定だが、小・中・高校生がまず対象になるものと見られる。これと関連してソン委員長は「中学生の場合、授業料は出さないが食事などの色々な費用がかかる」として「こういう部分を福祉的性格で援助する」と話した。
イ大統領は財団名称を定める時、意見を一部陳述したことを除いては全てのことを委員会に一任したと知られた。ソン委員長は「イ大統領の財産寄付は金がないために勉強をあきらめたり、貧困を相続することがあってはならないという持論から出たもの」としつつ「私たちの社会にも‘noblesse oblige(指導層が持つ道徳的義務)’の精神と実践が切実だ。これは多くの財産と権力、そして名誉と知識を持っている人だけが実践できることではないと考える」と話した。
ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/364307.html 訳J.S