原文入力:2009-07-05午後11:16:52
所属会社前代表 暴行・脅迫・横領疑惑で令状申請
昨年‘警察に捕まり逃走後に出国’明らかに
キム・ミンギョン記者,クォン・オソン記者
タレント チャン・ジャヨン氏自殺事件を捜査中の警察が、日本で捕まり帰国したチャン氏所属会社前代表キム・某(40)氏の拘束令状を申請し、‘犯罪事実’として疑惑の核心である性上納・酒接待の強要を除いたと明らかにした。警察はキム氏を拘束した後に性上納疑惑などを集中捜査すると明らかにしたが、警察捜査が‘龍頭蛇尾’に終わるという批判がすでに出てきている。
■消えた‘強要罪’ハン・プンヒョン京畿盆唐警察署長は5日キム前代表に対する捜査結果を発表し「亡くなったチャン氏を暴行・脅迫しただけでなくチャン氏のお金までを横取りした疑惑などで拘束令状を申請した」として「酒接待などを強要した部分に対してはキム氏が継続否認しており令状内容からは外した」と話した。ハン署長は続けて「拘束令状が発給されればこの部分に対して持続的に捜査する予定」と付け加えた。キム氏の令状実質審査は6日午前、水原地裁城南支院で開かれる予定だ。
去る3日キム前代表が強制送還された後、2日間にわたり捜査を行った警察が拘束令状から強要罪を除いたのはひとまず‘気持ちをなだめること’と分析される。キム前代表は警察調査で「酒の席などほとんどすべての部分でチャン氏が企画会社にとって必要なことだと自ら参加した」とし、強要行為を強く否認したと伝えられた。これに伴い警察はひとまず疑惑立証がやさしい暴行などで裁判所から令状の発給を受け身辺を確保した後に強要の部分に集中するという戦略をたてた可能性が高い。ハン署長は「令状が出てくれば警察で捜査できる時間が10日」として「この期間に以前に調査した内容と合わせてみて疑惑を明らかにすることに注力する」と話した。
だが警察のこういう態度は去る4月末の中間捜査結果発表時とは全く違う姿だ。当時警察は大部分の有力要人に対して参考人中止(または内密調査中止決定を下し「キム前代表調査を通じて疑惑を確定する」と話した。‘キム前代表さえ捕えられれば皆解決される’という言い方だったが、今はキム前代表を調査しても‘口を開かない’とだけ言っているわけだ。
警察はまたチャン氏の自殺にキム前代表の脅迫などがどの程度作用したか、キム前代表の日本逃避に背後がないかなども糾明しなければならないが、キム前代表はこれと関連しても疑惑否認で一貫していると伝えられた。
■今回確認された疑惑
警察による調査の結果、キム氏は昨年6月チャン氏の所属会社‘ザ・コンテンツエンターテイメント’事務室で開かれたパーティー途中、自身の私生活を他人に話したという理由でチャン氏を隣室に連れていきペットボトルなどで暴行した事実が新たに確認された。また、去る1月にはチャン氏持分の映画出演料542万余ウォン中から242万余ウォンを横取りした事実も確認され、拘束令状に疑惑事実が追加された。キム前代表は去る2月にはチャン氏の知人に麻薬服用事実があるように知らせチャン氏を脅迫することもした。
一方、キム前代表は昨年11月ソウル,鍾路警察署で強制醜行疑惑で逮捕され、警察が麻薬を探すために自身の乗用車を押収捜索している間に非常階段を通じて逃げた後に日本に逃避したと発表された。
城南/キム・ミンギョン,クォン・オソン記者salmat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/364036.html 訳J.S