原文入力:2009-07-05午後07:18:00
1次協力業者だけで220ヶ所 自動車産業 全般衝撃
労-使 自尊心 一旦捨てて 操業再開・対話並行を
キム・ヨンヒ記者,ホン・ヨンドク記者
←双龍自動車労組員家族が5日午前、京畿道,平沢,双龍車工場に面会にきたが警察が使用側の要請した職場閉鎖を理由に正門出入りを制止し門を挟んで安否を尋ねている。 平沢/シン・ソヨン記者viator@hani.co.kr
去る金曜日、双龍自動車ソウル,龍山代理店にはチェアマンW試乗車がでんと一台とまっていた。ヨム・ビョンガプ所長は「これも月曜日には売れて、私が乗って通っているアクティオンでも洗車して展示しておくつもり」と苦々しく話した。
双龍車が市場で崩れている。2ヶ月近く工場が止まり、製品生産力はもちろん営業基盤も崩れ始めた。去る6月1ヶ月間の双龍車の生産台数は0台,販売台数は既存出庫車を利用した217台がすべてだ。250ヶ余りの代理店は140ヶに減った。営業社員の60~70%が辞めた。ヨム所長は「事前契約のお客さんには7月に車を納車できるとずっと説得してきたが8月になれば誰も待ってはくれない」としてため息を吐いた。
こういう中でも労使対立の谷はさらに深くなっている。警察がストライキ指導部14人に対する逮捕に出て、会社側は去る3日チョン・カプドゥク金属労組委員長など62人を告訴するとともに労組員190人を相手に50億ウォンの損害賠償請求訴訟を起こして圧迫に出た。
自動車産業学会長のキム・キチャン カトリック大教授(経営学)は「販売台数により適正人員も新しく変わる部分があるが、最悪として市場管理をしている」として「今は時間との戦いであって労使が自尊心をかけてけんかをしている時ではない」と強調した。どちらか一方が勝つにしても、戻る仕事場自体がなくなるという‘警告’だ。市場では7月末になれば双龍車の流動性が底をつくと予想している。
双龍車の清算は単にある会社の問題に止まらない。 1次協力業者だけでも220ヶ所余り、従事者は6万2000人に達する上に、2・3次協力業者の連鎖不渡りは自動車産業全般を揺さぶりかねない。現代自動車のある関係者は「2・3次の場合、2ヶ所以上に納品する所が多く双龍車の清算で彼らの競争力が落ちれば他の完成車業者にも衝撃を与えるだろう」と話した。自動車輸出入会社に勤めるパク・ジョンベ氏は「双龍車のスポーツ実用車の競争力はロシアや中国などですごい」として「一時年間5万台ずつ輸出したその市場がそのまま外国業者へ渡る」と憂慮した。平沢地域の経済はすでに死に絶える危機に置かれた。仕事場を分けることを通した雇用安定を強調してきた政府では、事態に手をこまねいて清算を事実上ほう助し、総体的な政策失敗を自ら招来したという批判を逃れにくい。
したがって専門家たちは双龍車という個別企業の清算価値と存続価値だけを問い詰めるのではなく、社会的・産業的損失を考慮し政府が積極的に仲裁に出て労使を対話の席に引き出さなければなければならないと指摘する。チョン・ミョンギ漢南大教授(経済学)は「現実的に相互の信頼を喪失した労使が政府の仲裁なしに妥協を成し遂げにくい」と診断した。専門家たちは無給休職の拡大などまず妥協可能な代案があると強調する。ソン・ミョンホ平沢市長は「集中交渉期間を設定しひとまず操業を再開しよう」と提案することもした。
労使妥協の初めのボタンはまず会社側から総雇用を最大限保障するという原則をたて労組も消費者信頼回復に直接出るなど会社正常化に腕をまくりあげることだ。市場はどちらが正しくて誤っているかには関心がない。時間がない。
キム・ヨンヒ,ホン・ヨンドク,イ・ヒョンソプ記者dora@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/364068.html 訳J.S