原文入力:2009-07-03午前01:31:37
国際アムネスティ東アジア地域担当調査官のノーマ ガン ムイコ(写真)は2日「韓国の民主主義は深刻な挑戦を受けている」と話した。
英国,ロンドンにいるムイコ調査官はこの日<ハンギョレ>との国際電話通話で「国際アムネスティは今年、韓国の人権状況を非常に細かくモニタリングしてきた」として「韓国の人権状況が昨年より悪化していることに憂慮せざるをえない」と話した。彼女は「その中でも警察力乱用と表現と集会の自由が侵害されている部分が深刻だ」と付け加えた。
ムイコ調査官はまた「去る5月韓国で明洞集会現場に行ったが、市民数十人が集会をするのに警察官数百人がこれを阻んでいた」として「こういう一連の事件のために韓国の市民は自分の意見を表現し集会に参加することに心配と恐れを持つようになっており、これはとても不幸なこと」と話した。彼女は「現政権は批判を聞くことを恐れてはならず聞く耳を持って国民と対話しなければならない」と付け加えた。
先立って、ムイコ調査官は1日(現地時間)ロンドンのシンクタンク チェタームハウスで開かれた‘韓国の人権時計は逆回りしているか’という題名の発表で「韓国で最近言論・集会の自由が侵害を受けるなど人権状況が後退している」と話した。チェタームハウスは世界的に権威ある英国のシンクタンクで、今回の発表はこの研究所のアジアプログラム主催で開かれた。
彼女は<YTN>に政府と関連ある人士が任命された後、これに抗議する労組員4人が警察に逮捕され狂牛病問題を報道した<文化放送> ‘PD手帳’製作陣5人が検察に起訴された事例を例にあげ、韓国で最近言論の自由が侵害を受けていると評価した。ムイコ調査官は去る4月、YTNなどを訪問し言論人解雇にともなう人権侵害有無などを調査した。
ムイコ調査官はまた当局が昨年ろうそくデモ鎮圧命令に反発し、部隊復帰を拒否した義務警察官と‘インターネット論客’パク・デソン(ペンネーム ミネルバ)氏を起訴したことは無理な法執行だと指摘した。彼女はこの日、ろうそく集会展開過程と警察の鎮圧過程に対する国際アムネスティの報告書内容もスライドとともに紹介した。
パク・スジン記者,聯合ニュースjin21@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/363642.html 訳J.S