登録 : 2015.10.08 00:07 修正 : 2015.10.08 04:29

「大統領の後ろ盾だけで正気の沙汰とは思えない」

2日午前、国会で開かれた未来創造科学放送通信委員会の放送文化振興会等に対する国政監査で、コ・ヨンジュ放送文化振興会理事長が議員の質疑に答弁している=ソウル/連合ニュース

 極端な理念的政治的偏向性と暴言で問題になっているコ・ヨンジュ放送文化振興会理事長に対し、新政治民主連合が辞職を強く求めた。 新政治民主連合は該当常任委である未来創造科学放送通信委(未放委) 次元で解任決議案の発議も推進する事にした。

 5日、新政治民主連合最高委員会はイ・ジョンゴル院内代表を皮切りに最高委員が順番にコ理事長に集中砲火を浴びせた。 「拷問警察官イ・グナン氏の全身整形」、「正気でない」、「デモクラシー時代の不適応者」などの激しい表現も相次いだ。

 イ・ジョンゴル院内代表は「2日の未放委国政監査で時代錯誤的な極右の素顔が現われたコ理事長は、民主主義の敵として必ず退出させられるべきだ」と攻撃を開始した。 イ院内代表は「拷問警察官として悪名高いイ・グナン氏が全身整形して登場したのではないかという感じすら受けた」として「コ理事長の理念は国民の1%の支持も受けられない」と批判した。 チュ・スンヨン最高委員は「MBC (文化放送)の信頼度が下落しているという調査結果が発表されているのに、大統領の後ろ盾ばかり信じて野党代表と国会議員を共産主義者呼ばわりする人が理事長を務めているのだから、正常に運営されるはずがない」として「正気の沙汰とは思えない」と声を高めた。

 新政治民主連合がコ理事長を強く糾弾したのは、彼が2013年1月に保守団体の新年会で文在寅(ムン・ジェイン)党代表を「共産主義者」と発言していたことが明らかになったのに次いで、2日の未放委国政監査で極端な政治的偏向性と暴言を吐いたためだ。 彼は未放委国政監査で「我が国の国史学者の90%以上は左偏向である」、「親日人名事典は大韓民国の正統性を否定するために作られたものである」などの発言でセヌリ党議員にも叱咤を受けた。 公営放送であるMBCの大株主である放送文化振興会理事長として「不適格者」だというわけだ。 また公安検事出身であるコ理事長のように、朴槿惠(パク・クネ)政権になって過去の公安分野出身者が重用され、極端な偏向性を見せるのを黙過するわけにはいかないという判断もあった。 イ院内代表は「朴槿惠政権において極右発言は出世の手段であると同時に、地位保全のための強力な盾だ」と皮肉った。 この日、非公開の最高委では「コ理事長をこのままにしておくわけには行かない」、「野党として強く辞退を促すべきだ」という意見が強く出されたと言われる。

 コ理事長は映画『弁護人』の背景となった釜林事件(釜山の社会科学読書会の学生、教師、会社員22人を拘束した公安事件)の捜査を担当した公安検事出身で、以後極端な右偏向を見せて来た。 検事生活を終えた後は「国家正常化推進委員会」なる団体の委員長を引き受け、パク・ウォンスン当時弁護士、クォン・ヨンギル元議員、 ノ・フェチャン前議員を含め『親北反国家行為者人名事典』の編纂を主導し、また統合進歩党解散請願書作成と提出も主導した。 またセウォル号事故特別調査委員会の非常任委員(セヌリ党推薦)でもある彼は、今年4月の会議で「国政運営をこんなふうにしてはいけない。 駄々をこねれば与え、おとなしくしていれば与えない、これは国民性を荒廃させるものだ」と発言し、セウォル号遺族を「駄々をこねる人」に例えて物議をかもした。 この日、チョン・ビョンホン最高委員が公開した保守団体の放送文化振興会理事長推薦書には「放送がめちゃくちゃなのは左傾労組のせいだ」、 「我が国は心理戦、思想戦、文化戦争またはメディア戦争で、事実上内戦中だ」という内容が盛られていることも明らかになった。

 新政治民主連合は常任委で解任決議案の発議を推進し、院内代表次元で問題提起を続ける事にした。 先ず文在寅党代表がコ理事長を名誉毀損の疑いで告訴したのに続き、追加の法的対応も検討中である。

イ・スンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-10-05 18:02
http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/711442.html 訳A.K(1904字)

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