原文入力:2009-07-01午前10:39:55
ソウル ソンゴク高, 候補資格 論難
学生部長“不適切な行動…候補資格ない”
学生たち反発…教育庁教育委員“是正対象”
ホ・ジェヒョン記者
←ソウル ソンゴク高の学生50人余りが29日夕方、運動場で「キム・インシク学生の学生会長立候補を許諾しなさい」として学校側を糾弾するろうそく集会を開いている。 映像キャプチャーホ・ジェヒョン記者
“ろうそく集会に参加したからと学生会長立候補を阻むことが話になりますか?”
ソウルのある高等学校がろうそく集会に参加し校内で学生運動を行ったという理由で学生会長選挙に出馬出来ないようにして論難がおきている。
ソウル ソンゴク高等学校キム・インシク(17)君は学生40人余りと教師2人,担任教師と学生担当部長の推薦を受け7月15日から行われる学生会長選挙に出馬しようとした。しかし、この学校の学生部長であるタン・某教師とキム君の担任教師はキム君の立候補推薦に必要な署名を候補登録締め切り日の去る29日までしなかった。
この学校の学生生活指導規定に(7章‘選挙’30条)は‘学生会長選挙に候補として登録しようと思う時は所属クラス担任教師と担当部長,教師2人,在学生30人以上の署名登録を選管委に提出しなければならない’と明示しており、学生会長に立候補しようとすれば学生部長と担任教師の署名が必須だ。
タン・某学生部長はキム君の立候補登録に必要な推薦署名をしなかったことと関連して「ろうそく集会に出て行ったことは学生として不適切な行動であり、担任教師と相談なしに校則改正運動を行うなど学生会長候補として適切な資格を持っていないと判断した」と明らかにした。しかしキム君は「青少年でも集会に参加する権利があり、ろうそく集会に参加しただけであり、校則改正運動を行うのも学生の権利なのに学生会長立候補自体を阻むことは理解できない」として反発している。キム君は昨年からこの学校の副学生会長として活動してきた。
結局、ソンゴク高学生50人余りは29日夕、運動場で「キム・インシク学生の学生会長立候補を許諾しなさい」として学校側を糾弾するろうそく集会を開いた。集会に参加したチョ・ビョンヒョン(16)君は「ろうそく集会に参加したことで学生会長資格がないと判断したことは話にならない」と話した。学生会長選挙に立候補したパク・ソンイル君(17)も「たとえ競争候補であっても‘ろうそく集会に参加した’からと立候補資格を与えないのは間違い」として共にロウソクのあかりを掲げた。
学生たちはまた「2007年,2008年の学生会長選挙の時は‘学生部長の許可がなければならない’という校則を適用しなかったのに、今年に入って突然これを根拠にキム君の立候補資格を剥奪したことはキム君を落とそうとする恣意的な措置」として「学生会則を直さなければならない」と主張した。
ソウル市教育庁は現在まで‘ソンゴク高問題’を一歩離れて見守る立場だ。ソウル市教育庁特別活動チーム関係者は「学校ごとに自律的になされる学生会選挙なので教育庁の指導対象にはなれない」と話した。しかしチェ・ホンイ ソウル市教育庁教育委員は「ソンゴク高の学生会選挙関連校則は学校の指導範囲の中にある学生だけが学生会長に立候補することができるようにする可能性があるので、非民主的な校則として是正対象」として「教育庁が立ち上がってこの問題を直接管理するように指示する」と話した。
問題が拡大するやキム・ハンギョン教頭は「来月10日までに学校運営委員会を開き、学生会長選挙規則を改正する」と明らかにした。しかしキム教頭は「2009年度学生会長選挙立候補の締切が終わった状況であり、キム君の立候補は以後にも許諾できない」と話した。
これに対してキム君は「学校側の態度変化がないならば、国家人権委員会に陳情するなどすべての手段を探して対応する」と明らかにした。 ホ・ジェヒョン記者catalunia@hani.co.kr動画はhanitv.com
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/363298.html 訳J.S