本文に移動

‘運河前段階’疑惑 拭えず 4大河川 水質悪化 憂慮増幅

原文入力:2009-06-29午後07:14:25
MB“任期中大運河放棄”明らかにしたが…
洛東江 堰に閘門設置・舟運水路 補強すれば完ぺきな運河
4大河川 経済的妥当性検証 できぬままゴリ押しも論難

ホ・ジョンシク記者

←‘運河白紙化国民行動’会員たちが29日午後、ソウル,堅志洞,曹渓寺入り口で記者会見を行い“4大河川整備事業自体が運河事業である以上、この事業を中断しなければならない”と主張している。 聯合ニュース

パク・チャングン関東大教授(土木科)は「可動堰は閘門がなくても設計さえ変更すれば運河になりえ堰にはいつでも閘門を作ることができる」として「洛東江などは堰区間ごとに船が通うように設計されている以上、堰に閘門を設置し舟運水路を補強すれば完ぺきな運河」と話した。洛東江の場合、堰の高さが9~13.2mなのに加え、全区間の深さを4~6mに維持する予定である運河の前段階という疑いを呼び起こすということだ。

イム・ソクミン韓神大教授(国際経済学科)は「運河をやらないと言うのなら大規模浚渫をせず堰もなくすといってこそ真正性がある」と話した。

大運河論議はさておき、4大河川整備事業の核心である大規模浚渫と堰の設置が政府の目標に提示された水質改善や河川生態復元とは反対の結果を招くだろうという憂慮の声も出てくる。さらに4大河川に堰20ヶ余りを設置すれば水の流れが遅くなり水質が悪くなる恐れがあるということは政府も認めているところだ。その上4大河川で5億7000万立方Mの莫大な土砂をかき出すのは河川の生態系に大きい打撃を与えるほかはない。特に洛東江の場合、全区間を浚渫し棲息環境が完全に変わる。環境運動連合は「本当に川を生かそうとするなら国民と共に開始から計画を立て直さなければならない」と指摘した。

4大河川整備事業の経済的妥当性をきちんと検証しないで大統領の任期中に事業を終えるためにブルドーザー式にゴリ押しすることも論難を産んでいる。経実連はこの日声明を出し、「イ大統領の大運河事業放棄発言が真正性を確保しようとするなら、4大河川再生事業のすべての資料を透明に公開し事業の妥当性を精密検証しなければならない」と指摘した。4大河川整備には本事業費16兆9000億ウォン,直接連係事業費5兆3000億ウォンなど計22兆2000億ウォンが投入される。ここに文化体育観光部,自治団体らが推進する河川と連係した歴史,文化事業費まで含めれば4大河川関連事業だけで30兆ウォン超が投入されると推定されている。

ホ・ジョンシク選任記者jongs@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/362978.html 訳J.S