原文入力:2009-06-26午後06:58:28
‘時局宣言教師 大量 重懲戒’ なぜ?
ユ・ソンヒ記者
←教育科学技術部が時局宣言参加教師懲戒問題などを議論しようと26日午前、ソウル,世宗路,政府中央庁舎で開いた‘全国市・道副教育長会議’で参席者らが資料を見ながら話している。 聯合ニュース
私教育対策など国民呼応を得るができず焦燥
市・道教育長選挙 市民候補 躍進衝撃まで
対象教師 誰なのかも把握できず…問答無用 懲戒
教育科学技術部が時局宣言に参加した全国教職員労働組合教師たちに対して ‘政治的負担’ を押し切り大量重懲戒という超強手を出した背景に関心が集まっている。イ・ミョンバク政府が推進してきた国際中・自私高設立,一斉試験など競争・秀越性教育政策を巡って教科部と全教組が継続摩擦を起こしてきた点を考慮する時、教科部が今回の措置で全教組活動にくさびを打とうとしているのではないかという疑惑が提起される。
教科部は26日、時局宣言参加全教組教師88人を重懲戒・告発することとして「山積した教育問題を解決するためには現場教員らの協力が必須」として「今回のことが教育界の健全な労使文化を確立する機会となるように願う」と明らかにした。‘全教組の批判が政府の教育政策推進の障害物になったのでこれらを懲戒する’ ということを教科部が自ら認めたわけだ。
教科部は現政権スタート初期から全教組を教育の一つの主体と認定して対話をするというよりは、政府政策への反対者と見なし、持続的に圧迫程度を高めてきた。教科部は昨年11月「2002年全教組と結んだ団体協約が2005年にすでに効力を喪失した」として、一方的な団体協約解約を宣言し、市・道教育庁にも団体協約の解約を通知することを勧告した。また各市・道教育庁と共に一斉試験に反対意見を明らかにしたり、一斉試験当日に体験学習を許諾した教師13人を罷免・解任するなど全教組の反発をかった。ソウル市教育庁は昨年8月、全教組ソウル支部が団体協約を通じて1999年から事務室として使ってきた鍾路区,社稷洞の子供図書館一部建物を空け渡しを要求することもした。
こういう教科部の ‘全教組締めつけ’ の背景には最近政府が打ち上げようとする私教育総合対策などが国民の呼応を得ることができず教育政策の主導権が全教組など進歩陣営へ渡りかねないという‘危機感’が作用したという分析が出ている。
←教師時局宣言関連解任教師
昨年7月僅かな差でかろうじて当選したコン・ジョンテク ソウル市教育長が1・2審で当選無効刑を受け、去る4月には京畿道教育長選挙で ‘市民候補’ であったキム・サンゴン韓神大教授が予想とは異なり保守候補らをはね除けて当選し、これを ‘教育当局の危機’ と受けとめる雰囲気だとある教科部関係者は伝えた。
今回の大量懲戒・告発方針が、事実確認に土台を置いたものというよりは政治的意図が濃い ‘懲戒のための懲戒’ ということを示す点もある。教科部は「時局宣言を主動したり積極的に加担した教師を重懲戒することにした」としたが、本来重懲戒対象教師が誰なのかも把握できていないと明らかになった。教科部は解任対象者を「全教組本部前任者,中中央執行委員会委員10人」と明らかにしたが、実際にこれに該当する教師は6人だとわかった。全教組オム・ミニョン スポークスマンは「今年3月末、全教組規約が変わり教科部基準に該当する教師は6人だけ」と話した。これに対して教科部教員団体協力チーム パク・チャンウォン事務官は「全教組規約が変わった事実は知らなかったが、市・道教育庁で懲戒委員会が開かれれば調整されると考える」と話した。
ユ・ソンヒ記者duck@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/362601.html 訳J.S