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「大麻栽培ハウス」と化したソウル近郊のマンション摘発

電熱器・換気施設を備え栽培
大麻栽培をしていたマンション=南大門警察署提供//ハンギョレ新聞社

 都心のアパートに電熱器と換気施設を備え大麻を栽培した男らが警察に捕まった。

 ソウル、南大門(ナムデムン)警察署は4月から京畿道龍仁(ヨンイン)のマンション(109平米)で大麻46株を栽培した容疑(麻薬類管理法違反)でイ氏(39)を拘束したと24日明らかにした。警察はマンションで発見された大麻草完成品135グラムと現金2500万ウォン(約270万円)も押収した。警察は大麻1株で2000人が1回(0.3~0.5グラム)ずつ喫煙できる大麻草を作ることができると説明した。

 イ氏は2013年末から家賃で借りたこのマンション室内に十分な日照量と高温を確保するため、LED電球とテントを備えて大麻を栽培した。大麻の香りが強いので窓を防ぎ、浄化槽の臭い除去に使う換気施設をベランダに設置した。電気料金だけで月80万~100万ウォン(約9~11万円)かかったが、近くの住民は全く気付かなかったという。警察関係者は「マンションに入った時も大麻の香りが全く出ないほどだった」と話す。

 また、警察はイ氏が作った大麻草を売ったチョン氏(41)など5人を同じ容疑で拘束し、彼らから大麻草を購入した留学生など68人を在宅で立件した。

 昨年もソウル・東大門区の住宅街で照明器具と換気扇を備え大麻数10株を栽培した男らが警察に捕まったことがある。

チェ・ウリ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-24 20:01

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/697391.html 訳Y.B