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“作家 生贄の羊にして MBC殺し”

原文入力:2009-06-20午前01:18:09
‘PD手帳 起訴’ 後暴風
検察・保守言論 ‘権言癒着’ 再演…個人文 公開 稚拙

クォン・クィスン記者

←キム・ウンヒ作家

■キム・ウンヒ作家インタビュー

“個人のEメールを全国民が新聞紙上で見られるようにしたとは驚くべきことだ。検察と言論が一致団結し夜更けに書いた日記のような個人の文まで公開する稚拙さを見せている。”

検察が18日<文化放送>(MBC) ‘PD手帳-狂牛病編’ 捜査結果を発表し作家の電子メールを公開し朝鮮・中央・東亜など保守新聞がこれを詳細に公開したことに対して、電子メール作成者のキム・ウンヒ(写真)作家は「当然に問題提起をしなければならない記者らが検察と手を握って個人の人権を踏みにじっている」と批判した。11年に亘ってMBC公開採用作家出身のキム作家は ‘PD手帳’ ‘私たちの時代,今だから言える’ 等を経て、現在 ‘MBCスペシャル’ を執筆している。MBC構成作家協議会長も引き受けている。

彼女は特に検察が電子メールの中で、前後の脈絡をみな切って扇情的な部分だけを公開したと怒りを爆発させた。

“Eメールにホン・某議員がなぜ出てきたのか、前後の脈絡がある。だが検察は自分たちの意図に合う文章だけをきっかり切り出した。やりとりした人との関係,語り口の性格により解釈が変わりうるということだ。」

キム作家はまた<朝鮮日報>や<東亜日報>が電子メールを公開しプログラム製作で作家が強大な役割を行使していると分析したことに対しても政治的意図が敷かれたわい曲報道だと反論した。彼女は「プログラムの総指揮者はディレクターだ。作家はプログラムを思うままにはできない。政治的目的のために作家の役割を意図的に大きく膨らませている」と指摘した。

彼女は検察起訴を「作家を生贄の羊にしたMBC殺し」と規定した。「しがない私にまでこうするのを見ればPD手帳,ひいてはMBCを殺そうとするものだ。」キム作家は「検察と保守言論が盧武鉉前大統領捜査報道以後に今一度 ‘権言癒着の作品’ を再演している」として「書き取りに対する自省もなく同じメカニズムで ‘人格殺人’ をしている」と批判した。

クォン・クィスン記者gskwon@hani.co.kr,写真<ディレクタージャーナル>提供

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/361395.html 訳J.S