原文入力:2009-06-18午後07:43:18
不拘束起訴されたPD手帳 キム・ウンヒ作家 インタビュー
“検察 頭の中まで 検閲…法的責任を問う”
クォン・クィスン記者
「これが公安事件なのか、組織事件なのか?」
18日<文化放送> ‘PD手帳-狂牛病 偏’ 製作陣としてディレクター4人と共に検察に不拘束起訴されたキム・ウンヒ作家は検察が自身の電子メールを公開したことに対して「これはPD手帳の問題ではなく大韓民国の一個人に対する深刻な私生活侵害であり人格冒とく」と悔しさを爆発させた。
ソウル中央地検刑事6部(部長検事 チョン・ヒョンジュン)はこの日‘PD手帳事件’ 捜査結果を発表し、名誉毀損と業務妨害などの疑惑を根拠に押収したキム氏の私的なEメール内容を公開した。一部言論はこれを受けて主要面を割いて ‘ディレクター手帳作家が現政権に敵がい心を抱いていた’ と大きく書いた。
キム作家は「近い知人に書いたEメールは酒の席でする話と変わりなし」として「番組捜査と関係がない厳酷な軍事独裁時期の無闇に捕まえて行った ‘マッコリ保安法’ と何が違うのか」として反発した。「私のEメール中にあるのが7~8年分だ。知人と交流した数百通が保管されていてA4用紙で数千枚になるだろう。そのうちいくつかの文章を取り出して検察シナリオの適材適所に組み入れた。よほどでなければここまでするかと思う。」
彼女は検察の個人電子メール公開は思想の自由侵害や良心の自由侵害だと強調した。「(Eメール内容は)私が公式に表明したものでもなく放送台本に書いたものでもなく外部インタビューで出た話でもない。プログラムを政治検閲してうまくいかなければ一個人の頭の中まで検閲するのか」として ‘公的意見’ と関係がない ‘私的意見’ に対する捜査を批判した。彼女は「誰も私になぜそのようにEメールを書いたか、経緯は何だと問う資格はない」として「私的意見に対する問いには一言も答えない」と語った。
「なぜ政権に対する態度を問題にするのか。大統領が良い人だと言えばメールを公開するのか。私はキム・ボスル ディレクターが現政権にどんな態度を持っているのか知らない。製作陣の誰についても政権にどんな態度を持っているのか知らない。番組はひたすら客観的事実を土台にして作る。」
キム作家が現政権に敵がい心を持っていたという検察主張に対して彼女は「時事番組を作る人は ‘公益的敵がい心’ を持つ。社会監視番組を作る人として誤っている点に公憤を持つのは当然ではないか」とした。
彼女は「政権を批判する時事番組一つを作ったからとこのように人間的侮辱を受けなければならないのか」として、私生活を公表した捜査検事とEメール内容を書き取った言論に対して民刑事上の法的責任を必ず問うと明らかにした。彼女はまた人権委にも提訴すると付け加えた。
クォン・クィスン記者gskwon@hani.co.kr
原文: 訳J.S