原文入力:2009-06-16午後10:26:52
切断機 対 鉄パイプ ‘一触即発’
警察介入で最悪事態 免れる
会社側 “非解雇者など自発的出勤”
労組 “欠勤脅迫で強制動員”
ホン・ヨンドク記者,チョン・ユギョン記者,キム・テヒョン記者
←双龍自動車職員ら(右側)が16日午前、京畿,平沢市,七槐洞,双龍車,平沢工場前でストライキ撤回を要求するスローガンを叫ぶと、ストライキ座り込み中の労組員家族らがこれに抗議して小競り合いが起きている。 平沢/キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr
ストライキ中の労組員らが26日間にわたり占拠中の双龍自動車平沢工場で16日、憂慮された労-労衝突は発生しなかった。だが会社側は今後も ‘工場出勤’ 企図を継続すると明らかにし、政府の仲裁や労使間交渉が再開されない限り、衝突危機は当分続くものと見られる。
この日午前9時45分頃、管理職と非解雇労組員など2500人余りは ‘工場出勤’ を掲げて平沢工場前門と後門などに集まり、‘ストライキ中断および生産再開要求決議大会’ を開いた。正門に向かって右側の空地前には生産品質部門職員らが、正門から左に20メートル離れた出入口前には研究所職員らが、裏門前には購買管理・営業部門の職員らが集結した。‘組織的な動き’ だった。これらは ‘非解雇職員協議体’ 名義で要請文を出し「会社生存のためには正常出勤が避けられない」と主張することもした。
だが、これらは現場に出動した警察が「正門前空地には集会申告が出されておらず不法集会であるので解散しなさい」と通知するなど積極的に介入し、この日午前11時30分頃 “工場内に外部勢力がたくさん入っていて正常進入できない」として、工場進入留保意向を明らかにした。続けて ‘ストライキ撤回’ ‘正常操業’ 等のスローガンを叫んだ後に自主解散した。
非解雇労働者らの動きに対抗して、工場内ではストライキ中の労組員らが鉄パイプで武装し、投げる汚物を準備するなど ‘進入企図’ に備え、工場外正門では白い喪服を着た双龍車家族対策委員会の女性20人余りが会社側職員らに「工場に入るな」と訴えた。女性たちは非暴力を象徴するバラの花と ‘一緒に暮らそう’ と書いた風車を手に持った。これらは正門前空地で会社側職員らの集会が開かれるや司会者のマイクを奪い ‘解雇は殺人’ と絶叫するなど一時会社側職員らともみ合うこともした。
労組はこの日、会社側の工場進入企図過程で用役職員らが普段着を着て職員らと混じり投入されたと主張した。これに対して警察は「会社側に暴力事態を憂慮して用役を使わないように勧告したとして、去る14日城南所在M用役会社が施設警備を理由に250人の用役申告をした事実があるものの双龍側施設警備かどうかは分からない」と明らかにした。
警察はこの日、工場周辺で解雇された労組員と会社側職員らの衝突を防ぐために16個中隊による ‘人間バリケード’ を打った。警察関係者は「対話で解決するように警察が緩衝の役割をしている」として「今後もまた進入企図があるだろうが、警察は今日のような姿勢を維持するだろう」と話した。
会社側は去る8日から来月2日まで工場裏門側に集会申告を出した。クァク・サンチョル工場長は「労組は私たちが出した整理解雇猶予案も拒否した。今後も工場に職員が自発的に出勤し非暴力 ‘工場正常化’ 運動を展開する」と話した。
しかしイ・チャングン労組企画部長は「欠勤脅迫で職員を動員し鉤や切断機,フォーククレーンを準備して工場に進入しようとしたのが、どうして自発的で非暴力的な出勤といえるか」と話した。
平沢/ホン・ヨンドク,チョン・ユギョン記者edge@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/360744.html 訳J.S