原文入力:2009-06-10午前08:11:51
[ニュース分析]
指導部辞退論 ‘派閥葛藤’…党憲破って親パク推戴
大統領 変化がない国政刷新 政治的スローガンに留まる
シン・スングン記者,チェ・ヘジョン記者
「党内民主主義は失踪し、刷新より派閥的利害に基づく政治工学ばかりがあふれ出ている。」 4・29補欠選惨敗以後、沸き立った与党の刷新論争がパク・クネ前代表を念頭に置いた ‘和合型代表論’ を前面に出し当分我慢比べに入った9日、ハンナラ党内ではこういう嘆きが相次いだ。刷新派と党指導部が国民とはかけ離れた早期全党大会可否を巡って論議だけを行い結局はパク・ヒテ代表など党指導部と ‘不適切な政治的妥協’ をしてしまったという不信感の表れだ。
最初に、パク代表が主に主張しウォン・ヒリョン刷新委員長がうなずく形で導き出された ‘和合型代表推戴論’ 自体が誤った発想というのが大半の意見だ。「党代表を選挙戦で選出するように規定した党憲・党規を正面から否定し24万人に達する選挙人団の決定権を無視した非民主的発想だ。」刷新委決定に反発し委員職を辞退したイ・ジョンヒョン議員はこのように直撃弾を飛ばした。親イ直系刷新委員のチョン・テクン議員も「公党で代表職を特定人に集めてあげるということ自体が話にならない」と反発した。
第二に、党和合を前面に出し特定派閥の首長を党代表に ‘迎えること’ のために党員らの参政権を剥奪する選択を受容できないという不満も出ている。アン・サンス院内代表はこの日、寛勲クラブ招請討論会で「全党大会を行えば誰でも皆参加する資格があり権限がある。制限を加えれば参政権の制限であり(代表)推戴は刷新精神に反する」として「和合型全党大会の主張には同意しない」と明らかにした。
第三に、和合型代表論は聞こえの良い和合であるが、実際はパク前代表を圧迫する政治工学的解決法で、むしろ党内葛藤を煽るだけという批判も少なくない。親パク系統のある重鎮議員は「刷新の核心である大統領府問題を指摘できず意志もないパク前代表推戴論を公式に騒ぐのは、結局パク前代表を窮地に追い詰めようとするもの」として、「真正性を疑うほかはない」と話した。親パク系統のある核心議員も「民心離反を防ぐために刷新をしようと言いながら、非主流を反刷新派と烙印を捺し、分裂主義者に追いやる傲慢放縦な行動」と批判した。
結局、‘和合型代表推戴論 ’ イ・ミョンバク大統領の国政基調変化と人事改編という刷新の核心を避けようとする政治的便法ではないかという指摘だ。踏ん張るパク代表を辞退させる現実的手段がない刷新派が適当に妥協した政治的結果であるわけだ。
これに伴いハンナラ党が国民の刷新要求に応じるためには、指導部交替可否など枝葉的な懸案にこだわるのではなく、直ちにイ大統領の国政基調修正と大統領府と政府の大々的な人事改編を要求する真正性を見せなければならないという指摘が出てくる。党内少壮派の集い ‘民本21’ の幹事であるキム・ソンシク議員は「パク代表が和合型全党大会論を提案した真正性を証明するためには、パク・クネ前代表の全党大会出馬を圧迫するのではなく、今イ大統領と大統領府が自分を省察し新しい国政構想を出すように代表職を賭けて戦わなければならない」と話した。 シン・スングン,チェ・ヘジョン記者skshin@hani.co.kr
原文: 訳J.S