本文に移動

“KBSは爆発直前” イ・ビョンスン体制 批判拡散

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/359491.html

原文入力:2009-06-09午後07:22:53
‘政権の顔色伺い’ 抗議受けて自愧感
PD協 “社長謝罪なければ退陣運動”

イ・ムニョン記者

“今KBSは爆発直前だ。何かがポンと当ればパンッと弾ける状況だ。「 ‘ノ・ムヒョン前大統領追慕の雰囲気をきちんと伝えなかった’ という市民の批判により触発された<韓国放送>ディレクター・記者たちの本部長不信任投票事態が ‘イ・ビョンスン社長体制’ に向けた根本的疑問を提起する声に広がっている。今年はじめの大規模懲戒事態後やや静まっていたイ社長に向けられた批判世論が不信任投票を契機に噴出しているという見方が多い。

韓国放送のある記者は「イ社長就任後、政権の顔色を見る次元の報復人事と懲戒および組織・プログラム改編を体験した後、得たものは取材現場でぶつかった視聴者たちの荒々しい抗議だけだった」として「積もりに積もった不満が逝去放送で現れたもの」と話した。ディレクター協会も8日出した声明でディレクターらの圧倒的な編成・TV・ラジオ本部長不信任を「イ・ビョンスン社長10ヶ月に対する冷静な評価」と規定した。

韓国放送構成員らが感じる危機感の ‘体感温度’ はいつの時より深刻だ。ある記者は「昨年のチョン・ヨンジュ社長強制退任後に発生した大部分の論議は社内から始まったが、今回の事態は外部から始まったことであり、KBSが国民から排斥を受けているという非常に危険な証拠」として「過去5年間信頼度1位であったKBSがなぜこのような状況になったのか分からない」と嘆いた。あるディレクターも「今 ‘石を投げられているKBS’ は全斗煥政権時期に中継車を引張って行けば市民から石を投げられた時以後最悪という自己恥辱感が一線ディレクターの間に広まっている」と吐露した。

反面、会社側は「一部の評価に過ぎない」と話す。カン・ソンギュ広報チーム長は「KBSは公営放送として最善を尽くそうと努力しており、私たちのプログラムを眺める評価も見解により交錯している」として「ディレクター協会・記者協会の本部長不信任投票は経営権侵害行為として厳正に措置するという既存方針以外には言うことがない」と明らかにした。

今回の事態はまもなく近づく言論法対立政局と9月理事陣交替および11月のイ社長再任可否決定局面とも微妙に絡まっている。社内の一部では批判世論を組織化しようとする動きも感知される。報道本部のある記者は「まず本部内上意下達式コミュニケーション問題をどのように解決するのかを手始めに言論法関連政局など対応方案を考えていかなければならないだろう」と明らかにした。ディレクター協会も ‘逝去報道事態’ に対するイ社長の視聴者謝罪と責任者問責要求が受け入れられない場合、‘社長退陣運動も辞さない’ と公言している。

イ・ムニョン記者moon0@hani.co.kr

原文: 訳J.S