原文入力:2009-06-09午後07:33:59
定員内募集人員にも初適用
合格者いない地域 ‘割当制’ 検討
キム・ミンギョン記者
ソウル大が今の高等学校2学年学生たちが受ける2011学年度入試で、定員の38.6%に当る1200人余りを入学査定官制で選抜する。
イ・チャンム ソウル大総長は9日校内行政館で記者懇談会を開き、2011学年度から随時地域均衡選抜選考と自由専攻学部新入生選抜に入学査定官制を導入すると明らかにした。ソウル大は2008学年度入試で定員外特別選考に入学査定官制を導入した後、入学査定官制を通じた選抜人員を着実に増やしてきたが、定員内募集にまで入学査定官制を適用するのは2011学年度が初めてだ。
これに伴いソウル大が2011学年度入試で入学査定官制を通じて選ぶ人員は地域均衡選抜選考753人,定員外特別選考の機会均衡選抜選考190人,外国人学生特別選考など計1201人(定員の38.6%)に達する。これは昨年実施された2009学年度入試で入学査定官制で選んだ人員(294人)の4倍を越える規模だ。ソウル大は今年行う2010学年度入試では定員の10.6%にあたる331人を入学査定官制で選ぶと明らかにした経緯がある。
キム・ヨンジョン ソウル大入学管理本部長は「地域均衡選抜選考過程で一部の学校が選考基準に合わせて特定学生に点数を集めてあげる問題が発生した」として「この問題を解決するために現在教科成績80%,書類10%,面接10%で構成された2段階選考に入学査定官制を導入し総合的な評価を通じて新入生を選ぼうとするもの」と話した。
ソウル大はまた2011学年度入試から基礎生活受給権者および次上位階層,農漁村地域学生を対象にした機会均衡選抜選考で今までソウル大合格者を1名も出すことが出来なかった地域に対して最小人員割当制を適用する方案も検討していると明らかにした。
イ総長は「2007学年度には50ヶ郡,2008学年度には52ヶ郡,2009学年度には48ヶ郡など去る3年間に全国86ヶ郡の内、69ヶの郡だけでソウル大合格者が輩出された」として「2011学年度からは地域均衡割当制を実施し、新入生を輩出できない郡地域の学生たちが最小限1人ずつは入学することができるように配慮する」と話した。ソウル大は2009学年度に118人(定員の3.8%)だった機会均衡選抜人員を2010学年度には140人(定員の4.5%),2011学年度には190人(定員の6.1%)に拡大する方針だ。
キム・ミンギョン記者salmat@hani.co.kr
原文: 訳J.S