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中堅企画会社19ヶ所 ‘芸能人奴隷契約’ 確認

原文入力:2009-06-08午後07:50:03
公正委 20ヶ所 実態調査
230人 全員不公正契約
1ヶ所は契約書すらなし

クァク・ジョンス記者

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芸能企画社が所属芸能人の私生活や職業選択の自由を過度に侵害し,
各種行事に無償出演を強要するなど不公正な内容で専属契約書(写真)を結ぶいわゆる ‘芸能人奴婢文書’ 慣行が`相変わらずだと調査された。

公正取引委員会は20ヶの中位圏芸能企画社所属芸能人の専属契約書に対する実態調査を行った結果、19社に所属する230人の契約書すべてに不公正な契約条項が確認されたと8日発表した。残る1ヶ所の芸能企画社は所属芸能人との書面契約書すら作成していないことが分かった。

今回公正委調査を受けた芸能企画会社はIJ・ファピョン・スター帝国・YG・TY・パルンソン・ヒュメイン・イヤギ・シム・KN・GTB・ヨルウム・ファン・DSBメディア・101・スターK・メント・PH・オラクル・アバエンターテイメントなどだ。これらと専属契約を結んだ芸能人には歌手ビッグバン,セブン(以上YG),コメディアン シン・ドンヨプ,ユ・ジェソク(TY),俳優オム・ジョンファ,ムン・ソリ(シム),俳優ファン・シネ,ソン・イェジン(パルンソン)等の有名人が多数含まれている。芸能人と書面契約書を作成していなかったアバにはタレント チェ・シラ,チェ・ジョンアン氏が属している。

公正委による調査の結果、芸能企画社らは芸能人に位置を常に通知するようにさせ、海外に出国する場合には事前承認を受けるようにするなど私生活を過度に侵害した。また専属契約を解約する場合、以後は芸能活動を一切できないようにし、契約期間中には事前許諾なしに活動を中止したり引退できないようにするなど職業選択の自由を過度に制限した。

反面、企画社は契約期間中にも第三者に契約権利を一方的に譲渡することができるようにしたり、企画会社の広報広告とか主管行事には芸能人が無償で出演するようにさせていたことが分かった。

公正委の今回の調査はタレント故チャン・ジャヨン氏自殺事件を契機に実施された。公正委は昨年下半期にも上位10ヶの芸能企画社を相手に所属芸能人204人と結んだ専属契約書に対する実態調査を行い是正措置を下したことがあるが、今回の調査の結果、芸能界の不公正契約慣行がなかなか消えずにいることが明らかになった。

ハン・チョルス公正委市場監視局長は「芸能企画社らに対して7月20日までに不公正契約を自主的に是正したり、今月中に制定する予定の標準約款を導入するようにした」として「調査対象業者中7社は自主是正をすることにし、6社は標準約款を導入することに、6社は自主是正と標準約款導入を同時に行うことにした」と明らかにした。

クァク・ジョンス大企業専門記者jskwak@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/359300.html 訳J.S