キリュン電子分会の組合員が22日午前、ソウル新大方洞のレックスエルエンジ(REX-L ENG 旧キリュン電子)前で非正規職撤廃のための“五体投地”に突入した。 “泥棒引っ越し”をした会社の事務室で1年余り徹夜籠城してきたキリュン電子の労働者は「根本的な問題を解決せずには10年間戦って労使間合意をしたとしても、再び街頭に出て戦うほかはないという事実を悟った」として、五体投地の趣旨を明らかにした。 彼らは26日まで五体投地で国会を経て大統領府へ向かう予定だ。
キリュン電子の労働者は、5年2か月と5日(1895日)に及ぶ闘争の末に、2010年11月1日“正規職直接雇用”合意を引き出した。 そして2年6か月の猶予期間を経て2013年5月2日に組合員10人は会社に戻った。 だが復職以後も仕事と月給を与えなかった会社は、昨年12月30日に泥棒のように引っ越した。 会社は2月19日に上場廃止され、3月17日には12億8851万ウォンの資本金を6442万ウォンに減らす減資を行った。
このような状況で裁判所は10月30日、キリュン電子分会組合員10人がキリュン電子を相手に起こした賃金請求訴訟で、彼らがキリュン電子に所属する労働者という事実を改めて確認した。 ソウル中央地裁は会社が1年1か月分の賃金に該当する1693万余ウォンを組合員各自に支給せよと判決した。 だが会社は裁判所の判決を拒否し、翌日控訴した。