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右翼サイト「イルベ」の掲示物を広めた人物がセウォル号調査委員に…

登録:2014-12-16 23:30 修正:2014-12-17 05:51
セヌリ「特別法反対」の人物を推薦
家族対策委「別の人に交替せよ」
4月16日夜、セウォル号が沈没している様子。珍島/キム・ポンギュ先任記者 //ハンギョレ新聞社

 来年1月にスタートする「4・16惨事特別調査委員会」の委員にセヌリ党が推薦した人たちに対して、セウォル号の遺族たちが「公けに政府の肩を持ったり、セウォル号特別法などに批判的な見解を取ってきた人たちを推薦した」と強く反発した。

 セウォル号惨事家族対策委員会は16日、国会で記者会見を行い「特別調査委員会が遺族の影響を受けてはならないとごまかしてきたセヌリ党は(調査委の活動が)権力から独立的であるべきという当然の原則に正面から反した」として「セヌリ党は調査委員の選定理由を明らかにし、遺族と国民が納得できなければ別の人に交替せよ」と要求した。

 セヌリ党は11日、チョ・テファン弁護士を常任委員とし、コ・ヨンジュ放送文化振興院監査、チャ・キファン「幸せな社会のための弁護士会」代表、ソク・ドンヒョン弁護士、ファン・チョンウォン元韓国教総スポークスマンなど5人を非常任委員に選定した。 最も物議をかもしている人物は、公正性論議が起きているコ・ヨンジュ監査とチャ・キファン弁護士だ。 コ監査は6月に開かれた放送文化振興委員会理事会で『文化放送』の「檀園高生徒全員救助誤報」と関連して「海洋警察が79人を救助したのに(文化放送は)なぜ1人も救助できなかったという形で報道したのか」と政府の肩を持った。 チャ弁護士はツイッターを通じて、極右サイト「イルベ(日刊ベスト貯蔵所)」の掲示物を拡散させ、セウォル号遺族が要求するセウォル号特別法の制定に強力に反対したことがある。

 一方、新政治民主連合もこの日、野党推薦調査委員としてクォン・ヨンビン弁護士(常任委員)、リュ・ヒイン元国家安全保障会議(NSC)事務次長、キム・ソジュン聖公会大学新聞放送学科教授と民主弁護士会出身のチェ・イルスク、キム・ジン弁護士(以上、非常任委員)を選定した。 合計17人で構成される4・16惨事特別調査委員会は、与党(5人)、野党(5人)、大韓弁護士協会(2人)、最高裁(2人)、セウォル号遺族(3人)が推薦する。 これに先立ち遺族たちは、イ・ソクテ弁護士(委員長・常任委員)、チャン・ワンイク弁護士、イ・ホジュン西江大学法学専門大学院教授を推薦し、大韓弁協はパク・ジョンウン、シン・ヒョンホ弁護士を推薦した。

イユ・チュヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/669382.html 韓国語原文入力:2014/12/16 19:50
訳J.S(1187字)

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