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総長辞退に責任論まで…検察 ‘逝去 後暴風’ ゴタゴタ

原文入力:2009-06-05午前12:58:46
イム・チェジン “自粛しなければならない状況”
6日退任式 ‘責任論’ に意見入り乱れ・首脳部批判も去勢

ソク・ジンファン記者,キム・ナムイル記者

←ムン・ソンウ大検察庁次長が4日午前ソウル,瑞草洞,最高検察庁舎に出勤している。イム・チェジン検察総長の辞職願いがこの日受理されたことによりムン次長が当分総長職務を代行することになった。聯合ニュース

“私は今自粛しなければならない状況だ。自ら振り返り反省して….” 5日午後に退任式を控えているイム・チェジン検察総長は4日<ハンギョレ>との通話で比較的淡々と自身の心境を語った。先月23日ノ・ムヒョン前大統領が逝去した後、永らく沈黙を守ってきたイム総長が辞職願いを出した後に心中を明らかにした。

盧前大統領逝去当日に出し返戻された辞職願いを再度提出した理由に対しては「検察責任論が継続的に出てきており、今後検察が色々な点で負担になるはずなのに、こういう状況では荷物になるだけ」と話した。彼はまた「ある言論で私が ‘狙い打ち捜査と言う人々は天罰受け取るだろう’ と話したと書いたが、これはわい曲されたこと」としながら「もし検察が狙い打ち捜査をしたとすれば私が天罰を受けるつもりだという言葉だった」と説明した。彼は「後ほど機会があれば何がブリーフィングから出て、過剰取材された部分がどんなものなのかなどに対して捜査チームが説明できるだろう」と話した。

イム総長の退任を控えた検察内部の雰囲気は落ち着かない。総長に続きキム・ギョンハン法務長官まで交替させられれば、検察首脳部の中幅人事が避けられないだけでなく、外部から提起された責任論に対する内部意見も入り乱れているためだ。イム総長の辞意表明の後、検察はムン・ソンウ大検察庁次長主宰で緊急幹部会議を開き対応方案を議論したが首長が離れた状況で明確な対策を用意できずにいる。

盧前大統領逝去の後に見せた検察首脳部の態度については内部批判も強まっている。逝去の後、自粛する姿を見せるべきなのにかえって「捜査の当為性と正当性が毀損されてはいけない」として正面突破カードを持ち出し世論がさらに悪くなったということだ。ある検察幹部は「標的・不公正捜査という非難に、無能だという声まで聞いて検察組織を離れたいと思っている人もいる」としてゴタゴタしている内部の雰囲気を伝えた。

最高検察庁とソウル中央地検などに勤める検事たちは、相変らず ‘検察責任論’ に納得できない雰囲気だが、一線地方検察庁などでは「どんな方法ででも責任を負う姿を見せなければならない」という世論が多い。特に無理な捜査の当事者である中央捜査部責任論が荒い。地方のある部長検事は「せめて最高検察庁が先に立ち上がり ‘中央捜査部の縮小や廃止などを検討する’ と先に反省する姿勢でも見せればちょっと良くなったのではないか」として「それでも ‘心外だ’ と抗弁していて、もどかしく心中が煮えくり返るようだ」と話した。

状況がこうなるや法務部が ‘規律’ 締め付けに出た。キム・ギョンハン長官はこの日 ‘最近事態に関連する検察特別指示’ を通じて「こうした時であるほど、検察は動揺せず一致団結し検察本来の任務を遂行することに万全を期しなければならない」として「今回の事件を契機に検察捜査慣行におろそかにしたり不足した点がなかったのか振り返り、その改善策を用意することにも積極的に努力することを望む」と明らかにした。

ソク・ジンファン,キム・ナムイル記者soulfat@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/358731.html 訳J.S