ファン・ウヨ教育部長官 兼 社会副総理候補者が6日、判事在職時期に‘学林事件’関連者に有罪判決を下したことについて遺憾の意を表わした。 ファン候補者はパク・ホングン新政治民主連合議員に送った人事聴聞会書面答弁書で「(学林事件件に対して無罪を宣告した)新しい最高裁判例を支持し、苦痛を被った方々に対して最高裁が遺憾の意を表わした点にも共感し、(私も最高裁と)同じ立場」と明らかにした。
学林事件は、第5共和国初期である1982年、警察が学生運動勢力を弾圧するためにねつ造した代表的公安事件で、ファン候補者は2審裁判所に同席判事として参加した。 学林事件は2009年‘真実と和解のための過去事整理委員会’が「長期間の不法拘禁と拷問を通じて事件がねつ造された」として、再審勧告決定を下した後、2012年最高裁の再審で無罪が確定した。
ファン候補者は龍山(ヨンサン)場外馬券売場に対しても反対の立場を明確にした。 ファン候補者は国会教育文化委員会議に提出した書面答弁書で「場外馬券売場が運営されれば生徒の通学安全など学習環境に悪い影響を及ぼしかねず、生徒たちの教育環境権が保障される方向で調整されることを望む」と明らかにした。
しかし、進歩教育長が推進している革新学校の拡大と関連しては「功罪に対する慎重な検討が必要だ」として否定的見解を明らかにした。 自律型私立高の廃止に対しては「固有な建学理念に則り、設立目的に合わせて運営される自律型私立高校は一層発展するよう支援する必要がある」と答えた。 全教組法外労組判決と時局宣言に参加した教師処罰問題と関連しては「法と原則に則り処理しなければならない」として、全教組に対する強硬対応基調を維持すると示唆した。
イ・セヨン記者 monad@hani.co.kr