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自衛隊記念式に進歩・保守市民団体 揃って糾弾

登録:2014-07-11 19:08 修正:2014-07-12 10:55
11日昼、ソウル鍾路区(チョンノグ)の日本大使館前で<民族が一つに運動本部>会員が日本の韓国内での自衛隊創立記念式開催を批判する示威を行っている。 キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr

<平和と統一を開く人々>・<オボイ(父母)連合>など日本大使館前で記者会見
国防部は課長級が出席…日本‘ホテル貸館取消’に遺憾表明

 ‘ソウルのど真ん中’での記念式が論議をかもした日本自衛隊創立60周年記念行事が、11日ソウル城北洞(ソンブクトン)の日本大使官邸で開かれた。 当初、駐韓日本大使館はソウル小公洞(ソゴンドン)のロッテホテルで国内の政・官界要人などを招請した大規模行事を準備していたが、批判世論に負担を感じたホテル側は行事前日に貸館を取り消した。市民・社会団体は集団的自衛権行使を宣言した日本の軍国主義の歩みを一斉に糾弾した。

 ‘平和と統一を開く人々’は午後、日本大使官邸前で記者会見を行い「安倍政権は集団自衛権行使決議を通じて、戦争と再侵略の道を行くという宣戦布告をした。 その上、ソウルのど真中で自衛隊創設記念行事を行うということは、帝国主義侵略の歴史を否定すること」と批判した。 保守団体もソウル中学洞(チュンハクトン)の日本大使館前で日本政府を糾弾する記者会見を相次いで開いた。 チュ・ソンヒ大韓民国オボイ(父母)連合事務総長は「予定通りロッテホテルで行事が開かれたとすれば、どんな国内政治家が参加するかを監視する計画だった」と話した。

 10年前の2004年、自衛隊創立50周年行事は警察による警備の中でソウル獎忠洞(チャンチュンドン)の新羅ホテルで開かれた。 当時の行事にはナ・ギョンウォン前議員など政治家が参加して、出席の適正性を巡って政治的論議が大きく広がった。 今回の60周年行事に参加した政治家はいないと言う。

 反面、国防部は自衛隊記念行事に国防情報本部所属駐韓武官協力課長を出席させたことが分かった。 ウィ・ヨンソプ国防部副報道担当者は定例ブリーフィングで「国民感情を勘案して、実務協力窓口を担当する課長級が参加するよう最小限の軍事・外交的措置を取った」と話した。 ウィ副報道担当者は、国軍の日記念行事に日本の防衛省関係者たちも毎年参加したとし「基本的に軍事外交的次元で協力が必要な人々は席を共にし協力していると承知している」と話した。

 日本政府は不快な様子を隠さなかった。 菅義偉 日本官房長官は午前の定例記者会見で「いかなる理由があろうとも、ホテル側が行事開催の前日にこのような措置をとることは極めて遺憾だ。 大使館からホテル側に強く抗議したが、韓国政府に対しても我が方の懸念をはっきり伝えておきたい。」と明らかにした。 日本言論は今回の自衛隊行事貸館取消が、それでなくとも最悪の状況に追い込まれている韓日関係にもう一つの悪材料として作用すると展望した。

自衛隊創設60周年記念行事がソウルの日本大使官邸で開かれた11日昼、‘自主統一と民主主義のためのコリア連帯’会員が日本大使館前で日本の軍事再武装とこれに対するアメリカと朴槿恵政府の対応を批判している。キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社

ソン・ホギュン、パク・ビョンス記者、東京/キル・ユンヒョン特派員 uknow@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/646548.html 韓国語原文入力:2014/07/11 18:18
訳J.S(1459字)

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