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警察 ‘集会と戦争するごとく’ 超強硬対応

原文入力:2009-05-20午後07:35:40
[‘集会示威管理指針’ 見れば]
不法・暴力の憂慮があれば禁止
強行すれば場所先占 霧散させる
進入路など 検問検索 強化

キル・ユンヒョン記者

←ハン・スンス国務総理(一番右側)と治安関係長官たちが20日午後、ソウル,世宗路,政府中央庁舎総理室で大規模集会管理方案を議論している。 イ・ジョンア記者leej@hani.co.kr

イ・ミョンバク政府は執権2年目の今年、集会・示威に対する基調を全面的に修正した。既存の防御的態勢から ‘攻撃的対応’ に切り替えたのだ。こういう事実は集会・示威に対する実質的な対応様相だけでなく警察の内部文書などでも確認される。このために市民・社会団体では「憲法21条が保障する集会および示威の自由が圧殺される非常事態が長期化するだろう」と憂慮している。

先月作成された ‘2009年集会示威管理指針’ という題名の警察庁内部文書によれば、警察はこの間の ‘防御的秩序維持’ 態勢から抜け出し「不法暴力に変質する恐れがある集会は申告段階から積極的に対応」という側に集会対応基調を変えた。警察はこれに伴い「禁止された集会が強行されれば、事前に十分な兵力と予想場所を先占し集結を霧散させる」という方針を定めた。また「集会場所と進入路などで強力な検問・検索を実施し、不法心理を弱化させる」などの細部指針も用意した。

現場で警察車両による壁を壊すなどの暴力を振るった人々は水砲と粉トウガラシのカプサイシン成分が混じった噴射器を用い現場検挙し、現場検挙が難しければ解散過程で追跡班を運用し主導者と激烈行為者を逮捕することにした。また記者会見や文化祭などに対しては ‘変形不法集会’ と見なし「‘集会および示威に関する法律’ を厳格に適用」するという方針もたてた。

こうした強硬基調は ‘ロウソクのあかり1周年’ 記念集会対応過程でそっくり確認された。警察は去る2日、ソウル駅前広場と清渓広場に集会申告が入ってくるとすぐに「不法・暴力示威に広まる恐れがある」として ‘禁止通告’ をし、集会強行方針が確認されるや警察力を投じて集会予定地に対する市民の出入りを止めた。またこの日一日だけで112人を連行したのみならず、現場で逮捕できなかった市民まで追跡し20日現在9人を拘束し90人余りを不拘束立件した。

パク・クンヨン参加連帯司法監視チーム長は「警察が政権の口に合わない集会を ‘禁止’ または ‘制限’ し、集示法を事実上の許可制にした」として「これは憲法で保障された市民の権利を深刻に侵害するもの」と話した。

キル・ユンヒョン記者charisma@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/355898.html 訳J.S