原文入力:2009-05-18午後07:44:08
[現場]五体投地巡礼団, 龍山惨事現場到着
シン・ソヨン記者
←‘人・命・平和の道’を求める‘五体投地巡礼団’が18日午後ソウル,龍山区,漢江路2街 ‘龍山惨事’ 現場を訪れ、遺族たちを慰めた後、焼香所に向かって108拝を上げている。写真下からチョン・ジョンフン神父,スギョン僧侶,ムン・キュヒョン神父. シン・ソヨン記者viator@hani.co.kr
スギョン僧侶,ムン・キュヒョン神父,チョン・ジョンフン神父が ‘龍山惨事’ 焼香所で犠牲者を追慕するやイ・サンニム氏の夫人チョン・ジェスク(68)氏はこらえきれず泣き叫んだ。午前日程だけ素手で ‘凛々しく’ 五体投地に参加したチョン氏は「聖職者の方々が私どものためにここまで大変な思いをして下さって胸が熱くなり天にいる夫が思い出されました」として涙声で話した。
52日前、忠南,公州から出発し去る16日ソウルに入ってきた五体投地巡礼団は18日午後2時、初夏の昼下がりの日差しよりさらに熱い龍山惨事現場に到着した。
龍山現場を守っていた撤去民たちは遠くに巡礼団が見えるや道路まで出てこれらを迎えた。スギョン僧侶,ムン,チョン神父などの一行が到着するや周囲は厳粛な雰囲気になった。3人は焼香所に入り遺影に向かい三拝して遺族たちと对拜した。そして遺族チョン氏と故ハン・テソン氏の夫人シン・スクチャ(51)氏の手を握り慰労した。そばに立っていたムン・ジョンヒョン神父は三人をしっかり抱擁した。ムン・ジョンヒョン神父は去る3月末から惨事現場で追慕ミサを上げた。チョン・ジョンフン神父は感情が込み上げたのかムン神父に抱かれ涙を流した。
やがて巡礼団は焼香所前で108拝をした。巡礼団と龍山現場を守っていた撤去民150人余りは道路で道端で焼香所に向かい一緒に礼をした。初めは十数人がまねるとまもなく現場にいた人々皆が礼をした。現場にはいつもかかっていた民衆歌謡の代わりに鐘の音が低く鳴り響いた。
この日一日巡礼に参加したイム・ヘジン(35・ソウル,瑞草洞)氏は「この間、龍山惨事事件を言論を通じて第三者の立場で見ていたが今日現場に始めてきてみると心がとても痛い」と話した。この日の巡礼団には進歩新党チョ・スンス議員も僧服を着て五体投地に参加した。
巡礼団は30分間現場に留まった後、108拝が終わるとためらうことなく再び通りに出た。現場に残った人々は去ってゆく巡礼団が見えなくなるまで深く礼をしながら見送った。
ミョンホ(40)巡礼団チーム長は現場を離れ「生きたいという切迫した叫びまで無視する社会を眺めている」として「命と平和の小さい火種がここから始まることを願う」と話した。
イ・ギョンミ記者kmlee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/355517.html 訳J.S