原文入力:2009-05-19午前10:04:50
キム・ヨンダム処長 “巻きこまれるな” 判事会議刺激
“一線判事 電話説得 2月からあった” 証言出てくる
ノ・ヒョンウン記者
←各級裁判所で判事会議が相次いで開かれシン・ヨンチョル最高裁判事辞退有無に関心が集まっている。18日午前、キム・ヨンダム法院行政処長がソウル,瑞草区の大法院庁舎に出勤している。 シン・ソヨン記者viator@hani.co.kr
大法院法院行政処が ‘シン・ヨンチョル最高裁判事事態’の宥和のために積極的に出て、今回の事態が少壮判事たちと法院行政処の対立に発展していく様相を見せている。キム・ヨンダム法院行政処長は18日全国8ヶ裁判所で裁判官会議が開かれる前に ‘圧力’ と受けとめられる内容の文を裁判所内部通信網に上げ一線判事たちの反発をかっている。
キム処長はこの文で「判事様の1人1人が世論や雰囲気に巻きこまれずに理性的・合理的に判断して行動されるだろうと信じている」として「誤りが誤りを呼び私たちが全く望まない結果を産むことがないように熟考して欲しい」と明らかにした。シン最高裁判事の辞退を要求したり、イ・ヨンフン大法院長の責任を挙論することを ‘誤った世論’ と規定したわけだ。前日、法院行政処所属判事らが一線判事らに集団的に電話をしたことを巡って ‘判事会の開催に先立ち世論宥和作業に出た’ という指摘が提起された状況で、キム処長がこういう文を載せたことはシン最高裁判事の去就問題に広がった事態を沈静化させようとする大法院の立場を公式化したことと理解させる。
法院行政処のこういう態度に対して、一線裁判所のある単独判事は「理解することはできない」として「法院行政処がシン最高裁判事を擁護する姿勢を見せれば見せるほど、シン最高裁判事に対する勇退要求は強まるだろう」と批判した。また他の単独判事は「判事会議に影響を与える目的としか見られず不適切だ」と話した。
キム処長はまたソウル中央地裁単独判事会議が開かれた去る14日、各級法院長と支院長にシン最高裁判事退陣運動を行う全国裁判所労働組合に対する取り締まりを注文したことが18日確認された。<ハンギョレ>が入手した ‘裁判所公務員労働組合の組合活動管理徹底要請’ という題名の公文書によれば、キム処長は裁判所公務員労組が去る8日に開催した ‘シン最高裁判事辞退要求記者会見’ 等を違法事例として挙げ「今後、裁判所労組の違法な活動に対してこれ以上見過ごせないことであり各級裁判所でも組合役員などの勤務状況などを正確に把握してくれ」と注文した。
法院行政処がシン最高裁判事のロウソクのあかり裁判介入事実が知らされた去る2月末以後、持続的に判事らを制御しようと試みたという証言も出てきた。ソウル地域の裁判所のある単独判事は「同じ学校出身の法院行政処判事らが電話をかけてきて ‘(シン最高裁判事の)辞退までは行くのはやめよう’ と話したりした」と伝えた。
これと関連して大法院関係者は「法院行政処ではシン最高裁判事が少壮判事らに屈服してはいけないと考える気流が強い」として「論議がおきてもこの状況でじっとしていることはできないというのが法院行政処の判断」と話した。 ノ・ヒョンウン記者goloke@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/355618.html 訳J.S