警察が22日ソウル貞洞の全国民主労働組合総連盟(民主労総)事務室に強制進入した時、雇用労働部長官と国土交通部長官は共にその事実を知らなかったことが明らかになった。
パン・ハナム雇用労働部長官は26日午後、記者懇談会で民主労総強制進入と関連して「(事前に)本当に知らなかった。 警察の作戦事項なのに我々がどうして分かるか。 (ソ・スンファン)国土交通部長官も知らなかったと言っていた」と話した。 今回の鉄道ストライキ関連主務部署である国土交通部・雇用労働部を含め政府部署間で実務協議さえなされずに強制進入が行われたという話だ。
パン長官は去る23日、国会環境労働委員会全体会議で 「(公権力投入を)事後に知った。 警察が配置されることは知っていたが、民主労総に入って実際にアクションを取るかはあらかじめ(雇用労働部と)相談しないことが慣例であると承知している」と話して、野党議員から「民主労総をめちゃくちゃにしたのに、労働部長官が該当意志決定に関与もできないのか」、「長官として仕事をきちんとしているのか」などの非難を買った。
パン長官は26日記者懇談会で「国土部が主務部署なのに、我々が違う話をすれば第三者介入として問題になる。 不法ストライキになった結果、我々の役割に限界があった」としつつも 「雇用部は初めからこの問題を労使が対話で解決しなければならないという立場だった」と明らかにした。 更に続けて「結果的にこのようになって遺憾と考える。 当事者間の対話を通じて接点を探せるよう努力する」と話した。
イム・インテク記者 imit@hani.co.kr