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放送通信審議委、‘ソン・ソッキのニュース9’に重懲戒 強行

登録:2013-12-20 01:07 修正:2013-12-20 07:50
統合進歩党報道、公正・客観性違反と判断
野党推薦委員‘二重定規’抗議 退場
"政府の好みに合わなければ苛酷な審議"
ソン・ソッキ JTBC ‘ニュース9’アンカー。 カン・ジェフン先任記者 khan@hani.co.kr

 統合進歩党政党解散審判請求事件を報道したソン・ソッキ アンカーの<JTBC ニュース9>に対して重懲戒が下された。 放送審議が二重定規まで動員しながら‘公安追い込み’に同調しないニュース報道にクツワをはめているという批判が広がる展望だ。

 放送通信審議委員会は19日、全体会議を開いて政府の統合進歩党政党解散審判請求措置を報道したJTBC<ニュース9>に対して、放送法上の‘公正性’と‘客観性’項目に違反したという理由で‘関係者懲戒および警告’を議決した。 関係者の懲戒および警告は、課徴金賦課の次に強度が高い法定制裁だ。

 与党推薦の審議委員はJTBC<ニュース9>が先月5日、キム・ジェヨン進歩党議員とキム・ジョンチョル延世(ヨンセ)大法学専門大学教授を出演させて‘政府の措置に反対したり批判する人々の意見だけを放送した’として重懲戒意見を出した。 また、この番組がこの事件に対する世論調査結果を報道し‘イ・ソッキ議員の内乱陰謀罪容疑に対する裁判結果を見て決める’という返事を、政府措置に反対する立場に含めて解説したことは客観性違反に該当すると主張した。

 意見陳述のために出席したオ・ビョンサンJTBC報道局長は「ソン・ソッキ アンカーがキム・ジェヨン議員に‘金日成が話した進歩的民主主義に従っているという指摘がある’と問い質すなど、政府の措置に賛成する立場もまた反映しようとした」と説明した。 世論調査報道に対しては 「政府の措置に手続き的問題を提起する専門家意見が多かったが、世論調査では賛成が半数に近いほど多く、むしろそれを強調しようとした」と明らかにした。 JTBCは進歩党政党解散審判を当日の<ニュース9>をはじめとして色々な番組で扱いながら、政府の立場を十分に伝えたのに、一つの番組の出演陣だけを問題にするのは不当だという立場だ。

 野党推薦委員はJTBCの報道が‘選択と集中’をした深層報道だったという点を強調する一方、与党推薦委員の二重定規を問題にした。 前日の小委員会で与党推薦委員は一部の地方自治団体長を‘従北’と非難したチョン・ミホン前アナウンサーの発言を放送した<TV朝鮮>の<ニュースショー パン>に対して、軽微な行政指導である‘意見提示’意見を出した。 JTBC審議で野党推薦のキム・テッコン、チャン・ナギン審議委員は‘問題ない’という意見を出し、やはり野党推薦のパク・ギョンシン審議委員は意見陳述自体を拒否し退場した。 パク委員は退場前 「放送通信審議委スタート以後、最悪の事態だ。 政府の好みに合う番組は寛容に審議しながら、バランスが取れた放送をすると言っている番組をこのように苛酷に審議するのは(放送通信審議委の)存在自体を否定すること」と批判した。

チェ・ウォンヒョン記者 circle@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/616181.html 韓国語原文入力:2013/12/19 22:49
訳J.S(1412字)

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