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裁判終わった労働事件まで引っ掻き回す検察・警察

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/353389.html

原文入力:2009-05-05午後11:50:33
コルテック篭城 単純参加者に実刑予想 疑惑で起訴
ドンヒオート示威 支会幹部は他の罪目で拘束
主導者処罰受けたのに…後追いで無理な捜査

ナム・ジョンヨン記者,キム・ナムイル記者

検察と警察が集団解雇などに抗議する労働者の座り込みや示威を捜査して ‘労使関係の特殊性’ を見ずに数ヶ月が過ぎた後追いで起訴するなど強硬一辺倒の態度を見せ労働界が反発している。

全国金属労働組合大田,忠北支部コルテック支会は5日声明を出し「検察が(株)コルテック本社占拠座り込みに単純に参加しただけの組合員19人を4ヶ月が過ぎた後で突然実刑が予想される疑惑で起訴した」として「座り込み責任者がすでに処罰を受けているにも関わらず検察が後追いの無理な捜査を行っている」と主張した。

昨年11月25日コルテック支会組合員23人はソウル,江西区,登村洞コルテク本社で「会社が偽装廃業し労働者56人が追い出された」として社長面談を要求する占拠座り込みを行い4時間後に全員連行され、座り込みを主導した幹部2人は拘束起訴され昨年12月、懲役1年執行猶予2年を宣告された。だが検察は去る3月初め、残る組合員19人を ‘集団,凶器など住居侵入’ 疑惑で不拘束起訴した。この疑惑は主に暴力犯に適用されるもので1年以上の懲役刑を宣告するようになっている。ソン・セギョン金属労組大田忠北支部教育宣伝部長は「責任者らが1審裁判を終えすでに終わった事件だと思ったが、先月中旬に起訴状が飛びこんできた」として「あきれて組合員らに話もできない状態」と話した。コルテック支会側キム。サンウン弁護士は「単純参加者は罰金刑で略式起訴するのが普通」として「実刑宣告が予想される疑惑で起訴するのは苛酷な処置」と話した。

先月3日京畿,高陽市,一山 ‘2009ソウルモーターショー’ 行事会場前で(獣の)鮮血をばらまくパフォーマンスを行った金属労組ドンヒオート社内下請け支会のイ・ペクユン支会長など2人も、4ケ月前の集会問題で先月21日拘束された。この労組のチャン・ドンジュン事務局長は「昨年12月、起亜自動車モーニング工場前で行った集会を今になって問題にしているが、当時12人が連行され主導者3人の裁判が終わった状態」として「ところが4月中旬に突然警察がこれらを特殊公務執行妨害疑惑で逮捕した」と話した。チャン事務局長は「‘鮮血パフォーマンス’疑惑で請求した拘束令状が裁判所で棄却され、他の罪目で拘束したもの」と主張した。

ソウル,加山洞のキリュン電子警備室屋上で断食座り込みを行ったキム・ソヨン キリュン電子分会長も検察は先月 ‘共同住居侵入’ 疑惑で不拘束起訴した。パク・ジョムギュ金属労組未組織非正規部長は「警備室屋上で断食したことがどうして共同住居侵入か」として「以前には業務妨害疑惑を適用するなど労使関係の特殊性を認めたが、近頃は労働者を組織暴力団のような一般犯罪者として扱っている」と主張した。彼は「公安機関が経済危機を機会として利用し、労働運動を萎縮させようとするもの」と話した。

これに対して大検察庁関係者は「事件を引っ張らずにはやく処理しろとの方針があるだけ」としながら「集団,凶器など住居侵入疑惑は過去にも適用されていた」と話した。

ナム・ジョンヨン,キム・ナムイル記者fandg@hani.co.kr

原文: 訳J.S