ファン・ギョアン(56)法務部長官が部長検事在職時期に三星(サムスン)グループ役員の性売買事件を無嫌疑処分した後、三星から数百万ウォン相当の金品を受け取ったという証言が出てきた。
4日、検察関係者などの話を総合すれば、ファン長官は1999年ソウル地検北部支庁刑事5部長在職時期、三星グループ構造調整本部(構調本)高位役員がかかわった性売買事件を無嫌疑終結した後に三星側から数百万ウォン相当のエバーランド利用券と衣類試着券(商品券)を受け取ったという疑惑を買っている。
三星グループ構調本出身のキム・ヨンチョル弁護士は「三星グループに在職している時(ファン長官に)直接(商品券などを)渡した。 三星グループ系列の第一毛織衣類試着券とエバーランド利用券で、試着券は額面価が表記されておらず営業店に行けばいくらのものかが確認されるものだ。 金額は数百万ウォン程度になる」と話した。 キム弁護士は「性売買事件で検事たちに苦労をかけたという思いで渡したものだが、利用券や試着券が検事たちに配ったのか、ファン長官が一人で使ったのかなどはよく分からない」と話した。
当時ソウル地検北部支庁刑事5部所属だったある検事は、これと関連して「三星グループ側がファン長官に商品券などを渡したかは分からないが、私は(ファン長官を通じて)受け取ったことがない」と話した。
ファン長官はこの日「三星グループ捜査の時、商品券を含めいかなる金品も受け取った事実はない。 2008年いわゆる‘三星エックスファイル事件および餅代疑惑’に対する特別検事捜査を通じて該当疑惑は全て事実無根と確認された」と話した。 ファン長官は1999年当時、三星グループから1500万ウォンの金品を受け取ったとこの日報道した<韓国日報>に訂正報道を請求した。
ファン長官はチェ・ドンウク(54)前検察総長の婚外子疑惑に対する監察指示と関連して、自身も‘疑惑’が出てくれば自ら調査を要請すると話した経緯がある。
キム・ジョンピル記者 fermata@hani.co.kr