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少しずつ忘れ去られていく龍山焼香所 香だけが淋しく漂う…

原文入力:2009-04-29午後01:13:40
遺族たち ‘5大要求案’ 政府は黙殺
“社会が龍山を他人事と考えて”

←故ユン・ヨンホン氏の遺影を持った夫人ユ・ヨンスク(48)氏が28日午後、ソウル,鍾路,清雲洞住民センター前で龍山惨事事件の真相究明のための特別検察制導入などを要求する書簡を大統領府に伝達しようとしたが警察に遮られ座り込んでいる。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr

[現場] ‘龍山惨事100日’ 終わりなき戦い

パク・チャンスク(48)氏は朝目を覚ますや先ず焼香所を訪ねた。夜中に灰に香を新しく挿した。28日午前6時,99日目を迎える朝だ。

‘龍山惨事’ 現場のソウル,龍山区,漢江路3街国際ビルディング周辺4区域(龍山4区域)座込み場で遺族など20人余りがこのようにまた一日を始めた。焼香所に香を上げた撤去民パク氏は最後まで話をつなぐことができなかった。「早くこの方たちを墓に花でもさして差し上げなければならないでしょうけど….」

パク氏は事故前までこちらで ‘シャトゥルレ’ という名前の喫茶店の女主人だった。髪を長くして優雅な服ばかりを着ていた。昨年8月撤去用役に後ろ髪を掴まれて髪を短く切り、今は運動服ばかりを着て暮らす。彼女は喫茶店に権利金とインテリアに1億ウォン以上を投資したが補償金3723万ウォンを受け取り追い出される立場になった。パク氏は焼香所内に設置された簡易シンク台で冷たい水で顔を洗い朝食をすませ午前8時から始まる朝体操をしに出た。

去る1月19日全国撤去民連合所属の撤去民50人余りがこの建物屋上に望楼を作り座り込みに入った。翌日の20日、警察の鎮圧過程で撤去民5人と警察官1人が火に焼かれ亡くなった。その日以後、現場の宝石店 `南一堂’ ビル1階に焼香所と住居が用意された。90日を越えても政府の誠意ある対策が出てこないため、遺族たちは去る22日からは大統領謝罪など ‘5大要求案’ を出し座り込みを始めた。故イ・ソンス氏の夫人クォン・ミョンスク(47)氏は「3日だけ着る服を100日近く着ることになるとは思わなかった」とし苦笑いした。「私たちは今日が100日です。座り込みが始まった1月19日からここを守ってきたから。」遺族たちの話だ。

午前10時、撤去民たちが突然どっと押しかけていった。ガス工事を撤去工事と勘違いしたためだ。惨事以後も龍山4区域に対する撤去が続いており、人々は緊張を緩めることはできない。午前11時頃、遺族の一部はソウル,鍾路区,清雲洞事務所の大統領府入口で行われる大統領謝罪要求記者会見に参加しようと座込み場を離れた。

午後に入って ‘ポギョン食堂’ 主人チェ・スンギョン(66)氏は料理準備の真っ最中だった。惨事100日を迎えて駆せ参じるお客さんたちのためのものだ。チェ氏の食堂は昨年11月4日に強制撤去にあった。彼女は「当初戦った理由は ‘補償金’ だったが、今は ‘人権’ のために戦う」と話した。

夕方7時に座込み場の前で開かれたロウソクのあかり追慕ミサに参加したノ・ハンナ(52)氏は夜ごと交代で現場を守る。彼は「社会が龍山を他人事だと考えているのが最も大きな問題」と話した。ソウル市統計によれば2008年8月現在、再建築・再開発予定地球は471ヶで事業完了地区(319ヶ)より多い。25万3348世帯が影響を受け、4名が一世帯を構成すると見れば再開発で影響を受ける人口は100万人に達する。これはソウル市民の10分の1水準だ。

深夜12時を越えると闇が落ちた惨事現場を守っていた撤去民たちも眠りについた。何も解決されないままに29日で龍山惨事は100日をむかえる。 キム・ミンギョン記者salmat@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/352320.html 訳J.S