慶南(キョンナム)地域住民たちの飲料水を供給する洛東江(ナクトンガン)中下流取水場前まで緑藻が深刻に広がった中で、ホン・ジュンピョ慶南知事が‘洛東江に緑藻現象が深刻なのは、4大河川事業で堰を建設したこととは関係ない’という見解を述べた。 これはユン・ソンギュ環境部長官が閣僚会議で朴槿恵(パク・クネ)大統領に‘4大河川堰が水の流れを遅くして藍藻類の増殖を加重させうる’という趣旨で報告したこととは異なる主張だ。
ホン知事は去る7日、陜川(ハプチョン)・昌寧(チャンニョン)堰、昌寧・咸安(ハマン)堰、漆西(チルソ)取水場など洛東江、慶南区間の主要施設を訪ね緑藻の発生状況を点検し、韓国水資源公社側の説明を聞いた。 この席で「ホン知事は‘緑藻の原因が4大河川事業で堰を設置したせいで川の水が閉じ込められる時間が長くなったため、という主張は理解し難い。 むしろ水量が豊富になったことで自浄能力が高まり、過去に比べて緑藻現象が緩和された’と話した」とホン知事に随行したチョン・ジャンス慶南道公報特別補佐官が8日伝えた。
これと関連してチョン特別補佐官は「洛東江(ナクトンガン)の緑藻現象が過去より緩和されたというのは数値で確認された根拠を持って話したわけではない」と話した。
環境部洛東江流域環境庁が5日に調査した結果を見れば、漆西取水場上流側に建設された昌寧咸安堰区間で緑藻はクロロフィル-a濃度(㎎/立方m)が40.4、藍藻類個体数(cells/立方m)が1万5960だった。 この区間の緑藻は7月22日、7月29日に続き3週連続で藻類警報基準(クロロフィル-a濃度 25、藍藻類個体数 5000)を超えて、藻類警報が発令され続けており、昌寧咸安堰下流側取水場は緑藻非常事態になった。
昌原/チェ・サンウォン記者 csw@hani.co.kr