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済州海軍基地協約確定…住民強力反発

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/351959.html

原文入力:2009-04-27午後11:25:26
クルーズ船2隻・イージス艦20隻余り同時接岸可能に

ホ・ホジュン記者

済州道,西帰浦市に2014年までに最大15万t規模のクルーズ船舶2隻とイージス艦をはじめとする艦艇20隻余りが同時に接岸できる海軍基地が民・軍複合型観光美港として建設される。
済州道と国防部,国土海洋部は27日、政府中央庁舎でこういう内容を骨格とした3者間基本協約書を締結した。今回の協約書締結は1993年12月の合同参謀会議で南方海域と海上交通路に対する効率的監視と保護活動のために初めて提起されて以来16年ぶりだ。

10条からなる今回の協約書で論議になった国防部所有の西帰浦市,大静邑の旧アルトゥル飛行場跡地(61万坪余り)は国防部が道の発展のために済州道が使えるように許諾することにした。また済州道に創設する空軍南部探索救助部隊に戦闘機は配置しないこととした。この他に陸上の民・軍複合港垣根境界と海上の軍港防波堤の外側地域は軍事基地および軍事施設保護区域に指定しないこととした。空軍部隊の創設時期と規模などは決定されなかった。キム・テファン済州知事はこの日「今後、道民に利益になる事業を具体化し政府に要求して必ず貫徹させていく」と話した。

今回の基本協約書締結に対して、済州基地が入る西帰浦市,江汀村住民たちと市民団体らはもちろん済州道議会までが強力に反発して出た。村住民たちと市民団体関係者たちは、この日午前から済州道庁前で「協約書締結は民主秩序の破壊であり住民生存権の侵害行為」として抗議集会を開き、カン・ドンギュン江汀村会長は自害を試みることもした。済州道議会議員らもこの日午後、記者会見を行い「中央政府の意図どおりに締結された屈辱的基本協約書を認めることはできない」として道知事の謝罪を要求した。

52万㎡に及ぶ敷地の済州海軍基地には2014年までに1兆ウォンの予算が投入されイージス艦など艦艇20隻余りが係留できる総延長1950mの港湾施設をはじめとする海軍基地と15万t規模のクルーズ船2隻が同時に接岸できる埠頭施設が建設される。

済州/ホ・ホジュン記者hojoon@hani.co.kr

原文: 訳J.S