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北、実務会談で金剛山(クムガンサン)観光・離散家族対面 提案

政府、離散家族対面会談のみ受け入れ
開城工業団地は15日に3次会談
10日、開城(ケソン)工業団地総合支援センターでソ・ホ統一部南北協力地区支援団長と北側代表であるパク・チョルス中央特区開発指導総局副総局長が開城工業団地2次実務会談を始めた。 2013.7.10 写真共同取材団

 北韓が開城(ケソン)工業団地関連実務会談の途中で、金剛山(クムガンサン)観光と離散家族対面のための実務会談を追加で提案した。 韓国政府の‘立場表明・再発防止’要求に正面対抗して、南北関係を進展させ北韓-米国対話に進もうとするカードを投げたものと分析される。 政府は離散家族対面会談は受け入れ、金剛山観光再開会談は拒否した。

 キム・ヒョンソク統一部スポークスマンは10日、記者ブリーフィングで「北韓がこの日午後、板門店(パンムンジョム)連絡官チャンネルを通じて金剛山観光再開のための南北実務会談を17日に、秋夕(チュソク)契機離散家族対面のための赤十字実務会談を19日に、金剛山または開城で開こうと提案してきた」と明らかにした。 北韓が先月6日祖国平和統一委員会スポークスマン談話を通じて明らかにした内容を改めて要求したわけだ。

 キム スポークスマンは「政府はこれに対して離散家族問題解決の緊急性と純粋人道主義精神により離散家族対面のための赤十字間会談提案は受け入れるものの、金剛山観光のための実務会談は現在 開城工業団地に対する交渉がなされているという点を考慮して受け入れないことにした」と明らかにした。 政府はこれに伴い、17日に離散家族対面のための赤十字実務会談を板門店(パンムンジョム)南側地域‘平和の家’で開こうと逆提案した。 これに対する北韓の反応はこの日夜まで出て来ていない。

 一方、開城工業団地の‘発展的’正常化のための南北実務会談が10日 開城工業団地で開かれたが、お互いの立場の違いを狭めることができなかった。 しかし15日に同じ場所で3次実務会談を持つことにしたことによって問題解決の糸口は残した。

 ソ・ホ統一部南北協力地区支援団長は、北韓の開城工業団地総合支援センター13階小会議室で午前10時35分に始まった会談で 「北韓側の一方的な工団稼動中断で入居企業らがこうむった被害に対して北側の責任ある立場表明がなければならない」と強調した。 これと関連して統一部当局者は「誰か見ても‘今後はこれ以上一方的に通行と通信を遮断して勤労者を撤収させることはないだろう’と認められる方案を要求した」と説明した。 彼は続けて「開城工業団地は安全でなければならず、自由な企業活動を保障するべきで、外国企業でも投資できる国際工団に発展させなければならないという点を北韓に説明した」と伝えた。

 これに対して北韓のパク・チョルス中央特区開発指導総局副総局長は、6・15共同宣言と私たち民族同士という原則に言及しながら「工団の正常稼働に抵触する一切の行為を中断することと設備点検・整備を早く終わらせて再稼働に入るようにすること」を主張した。 ソ団長は会談を終えた後に記者たちと会って「南北が合意に至れなかったが、開城工業団地を維持し発展させることに共通した認識を持っているという事実を確認した」と明らかにした。

 これに伴い、南北は15日に開城工業団地で3次実務会談を持って工団正常化を継続議論する計画だ。 統一部のある当局者は「3次、4次会談を今後継続していくという意」と説明した。 開城工業団地共同取材団、キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/595293.html 韓国語原文入力:2013/07/11 08:24
訳J.S(1601字)