北韓の核問題など東北アジア平和構想
戦時作戦統制権 返還・原子力協定 論議
"同盟強化の宣言的意味を越えて
北韓との対話の道をあける契機に"
朴槿恵(パク・クネ)大統領の米国訪問とバラク・オバマ米国大統領との初の首脳会談は、両国の協力関係を強固にし、東北アジア地域の平和・発展のための共助を強化するという意味を持つ。 特に1953年に韓米相互防衛条約が締結されて今年で60周年をむかえる状況で行なわれる朴大統領とオバマ大統領の首脳会談では‘韓米同盟60周年記念共同宣言’を採択することにした。 ‘特別な’時期であるだけに、両国がこの間に積み重ねた信頼を確認し発展させる方案を議論するということだ。
今回の訪米の英語スローガンが‘Bound by trust forward together’(共に前に進む信頼同盟)に決まったのもこのような脈絡だ。 ユン・チャンジュン大統領府報道官は「今回の首脳会談は両国首脳間の信頼構築を通じて強固な同盟関係の持続的発展を牽引していく一方、今後4年を共にする両国行政府間の政策協力水準と内容を格上げさせる契機になると期待される」と話した。
これに伴い、韓米関係を軍事同盟水準を越えて、包括的で戦略的な同盟に拡大することにした2009年‘同盟未来ビジョン’を跳び越える合意内容が出てくるかが注目される。 また、戦時作戦統制権の返還と駐韓米軍防衛費分担金交渉など両国間に異見がある懸案をはじめとして朴槿恵大統領が強い意志を持っている韓米原子力協定、専門職ビザクォーター拡大なども議論されるものと予想される。
両首脳は北核問題を含め東北アジアの平和と発展のための構想についても交感を成し遂げるものと見られる。 朴大統領はすでに自身の東北アジア多者協力方案である‘ソウル プロセス’を訪米期間中に具体的に説明すると明らかにしている。 領域内国家が非政治的な分野から信頼を積んだ後に政治分野まで協力を拡大しようという内容であり、北韓もその対象だ。 米国も、米国が主導する‘環太平洋経済パートナー協定’(TPPA)に韓国が参加してほしいと要求する可能性がある。 ユン スポークスマンは「韓米間の緊密な対北韓政策共助方案、東北アジア平和協力構想、気候変化、開発協力など主なグローバル アジェンダに対するパートナーシップ強化方案を協議するものと展望される」と説明した。
今回の訪米は何より北核問題、南北問題などを解く鍵にしなければならないという願いもあふれている。 キム・ジュンヒョン韓東大教授(国際語文学部)は 「ややもすると首脳会談が韓米同盟強化を再確認する宣言的意味に終わりかねないが、北韓核問題、北韓挑発、開城工業団地などについて両国の共助を確認し正確に話さなければならない。 例えば北韓の真正性を要求するならば、それがどの程度なのか具体的な基準を確認しなければならない」と話した。
ムン・チョンイン延世(ヨンセ)大教授(政治外交学科)は「北京も平壌(ピョンヤン)も韓米首脳会談に耳をそばだてているので、南-北関係、北-米関係、6者会談をどのようにするのか話してこそ韓半島の平和に役立つ。 朴大統領が‘韓半島信頼プロセスをこのようにするから、米国がこのように助けてくれ’とオバマ大統領を説得し、韓国が主導的に出なければならない」と話した。 ムン・ヒサン民主統合党非常対策委員長は「オバマ大統領との会談で開城工業団地の閉鎖を防止し、南-北・北-米対話の道を開く契機を用意しなければならない」と話した。
チョ・ヘジョン、パク・ビョンス記者 zesty@hani.co.kr