"ヘソは重要部位ではない。"
最近‘過多露出罰金’論難を産んでいる‘軽犯罪処罰法’施行令改正案に対して、警察庁主務部署担当者がラジオ放送で‘過多露出の基準’を明らかにするとネチズンらが再びかっと怒った。
警察庁生活秩序課のイ・ジョンギュ警正は12日夜<キリスト教放送>ラジオ‘時事ジョッキー チョン・クァンヨンです’に出演して「ヘソのようなものが重要部位ですか?」という司会者の質問に「違う」と答えた。 司会者が再度「重要部位とはどこですか?」と尋ねるとイ警正は「男女の性器をいう。ほとんどの処罰もこのケースに該当する」と答えた。 現行法には‘多くの人の目につく所でむやみに素肌を過度に露出したり、隠さなければならない所を露出させ他人に羞恥感や不快感を与えた人’と処罰対象を規定している。
警察が一歩遅れて‘隠さなければならない所’の具体的基準を明らかにすると再び論議に火がついた。 「具体的基準があるのに、どうして法条項を曖昧にさせて警察の恣意的解釈を可能にするのか」という指摘が出ている。
ツイッター利用者Drmyxxxは「警察庁関係者、‘ヘソは主要部位ではないので過多露出に該当しない。 主要部位とは性器だ。’それなら過多露出という用語を使わず明確に性器露出と言わなければ」と指摘し、underxxxは 「特定イスラム国家では女性の髪の毛がかなり重要部位だが、多文化時代にはやく歩みを合わせて下さい」と皮肉った。
市民社会で軽犯罪自体の問題点を指摘している事項で、‘露出’だけに世論の焦点が集まっている現状況を批判する文も見える。 jinxxxは「他の法律で対処可能なことを警察が取り締まろうとしていることを市民が指摘しているのに、警察は未だにヘソ談義ばかりしている」と皮肉った。
一方、この日の放送にはオ・チャンイク人権連帯事務局長が出てきてイ警正と舌戦を行いもした。 オ局長は「現行法で治めれば良い基礎秩序違反行為を刑事処罰しようという法の趣旨自体が誤りだ。 警察犯罪情報システムに記録も残る」として軽犯罪自体の問題点を指摘した。
イ・ジョングク記者 jglee@hani.co.kr