蘆原(ノウォン)丙 出馬言及なかった"
セヌリ、野党圏分裂 期待
進歩正義党は3日、安哲秀(アン・チョルス)前ソウル大教授側が‘4・24ソウル、蘆原(ノウォン)丙補欠選挙’に出馬すると発表したことに対し、強い遺憾を表明するなど反発した。 特に‘三星(サムスン)エックス(X)ファイル暴露’事件と関連して、蘆原丙地方区議員職を喪失したノ・フェチャン進歩正義党共同代表側は「蘆原丙候補を譲歩できない」という姿勢だ。 今後、野党圏候補単一化過程で多くの困難が予想される内容だ。
イ・ジョンミ進歩正義党スポークスマンはこの日国会ブリーフィングで「安 前教授が政治改革を望む国民の意を取りまとめるために政治に復帰することは歓迎する。 しかし政治復帰の初の選択肢が蘆原丙だということは非常に遺憾」と明らかにした。 イ スポークスマンは「進歩正義党は司法府の不当な判決に対抗して有権者と国民の意思により‘三星エックスファイル事件’を全面化し、財閥改革と司法改革をきちんと実現する競争力ある候補を出すと明らかにした経緯がある」として「安 前教授側が一方的な出馬宣言で有権者と国民を困惑させる方式が、安哲秀らしい方式なのか疑問」と話した。
この日、安 前教授とノ共同代表の通話内容を巡っても両側は角を立てた。 ソン・ホチャン議員はこの日、安前教授の出馬意思を明らかにしつつ「安 前教授が正午頃にノ代表に電話をかけ通話した」と明らかにした。 蘆原丙出馬に対してノ代表の了解を事実上得たというニュアンスであった。 しかしイ・ジョンミ スポークスマンは「ノ代表に確認した結果、議員職喪失に対する慰労の話を交わしただけで、蘆原丙出馬については全く言及がなかった」と話した。 これに対してソン議員は<ハンギョレ>との通話で「出馬意思を明らかにしながらノ代表に先に申し上げるのが礼儀ではないか。そのような次元で安 前教授が電話を差し上げたと理解している」と話した。
進歩正義党はこの日午後、国会で緊急会議を開いて「早い時期に候補を決める」という原則を再確認するなど足早に動いている。 進歩正義党候補としては労働活動家出身でありノ代表の夫人であるキム・ジソン(60)氏が有力だ。
これに伴い、蘆原丙補欠選挙は野党圏の場合、安 前教授と進歩正義党候補の間に単一化有無を巡り激しい神経戦が予想される。 イ・チョルヒ トゥムン政治戦略研究所長は「野党圏候補が乱立する場合、セヌリ党に議員職を献納する格好になるので、野党圏単一化は避けられない。 このような時に民主党は候補を出すのは難しいだろう」と話した。
セヌリ党は安 前教授の登場に困惑しているとしながらも、野党候補の分裂可能性に期待をかけている。 セヌリ党の候補としてはホ・ジュンヨン前警察庁長官とイ・ジュンソク前非常対策委員、ハム・スンヒ前議員などが議論されているが、野党圏単一化に備えてさらに強力なカードを探さなければならないという見解も出てきている。
キム・ジョンチョル記者 phillkim＠hani.co.kr
訳J.S(1400字)
