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ユン・ジョンオ蔚山北区(プック)庁長(統合進歩党)

　米国系倉庫型マートであるコストコの建築許可申請を差し戻したという理由で起訴されたユン・ジョンオ蔚山(ウルサン)北区(プック)庁長(統合進歩党)に罰金刑が宣告された。

　蔚山地方裁判所刑事1単独キム・ナクヒョン判事は17日ユン区庁長に対する宣告公判で職権乱用と権利行使妨害罪を認め1000万ウォンの罰金刑を宣告した。 ユン区庁長は罰金刑が確定されても区庁長職を維持できることになった。

　キム判事は判決文で「自治団体長として法秩序を守る義務と責任があるにも拘らず、中小商人と路地商圏を保護すると言って他の合理的な方案を講じないままに行政審判委員会の裁決を無視した点をみる時、罪質や責任が軽くない。 ただし大型マートと零細商人間の共存・共生のための対話と妥協の社会的要請が高く、多数の商人と住民たちが善処を嘆願している点、コストコが現在正常営業をし告訴を取り下げた点などを量刑に考慮した」と明らかにした。

　ユン区庁長は2011年6月と8月に蔚山市行政審判委の裁決と履行命令にも関わらずコストコ蔚山店の建築許可を出さなかったという理由で建築主であるチンジャン流通団地組合により告訴された。 検察は昨年6月、彼を不拘束起訴し最近懲役1年を求刑した。

　ユン区庁長は「伝統市場と路地商圏、零細商人の生存権を守ることが本当に難しいということを改めて悟った。 残念だが区庁長職を継続実行できるように判決が下されてきたことを幸いと考える。 庶民経済を生かすことにより一層まい進する」と語った。

シン・ドンミョン記者 tms13＠hani.co.kr